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2022.09.11 コラム

メルマガの反応を上げるテンプレート|無料で使えるサイトも紹介

 顧客をCVへ導くのに有効なマーケティング手法のひとつであるメルマガ。メルマガは、テンプレートを活用することで、反応を改善できます。この記事では、メルマガの反応を上げるためにテンプレートの要素や、無料で使えるサイトにを紹介します。

メルマガテンプレートの構成要素

 メルマガテンプレートの構成要素は、以下の9つです。

1.ヘッダー
2.導入部分
3.見出し
4.本文
5.画像・装飾
6.CTA
7.クロージング
8.まとめ
9.運営会社情報

 これらそれぞれに、反応を上げるためのコツがあります。では、それぞれについて解説します。

1.ヘッダー

 ヘッダーは、読者がメールを開封した際に最初に目に入る部分です。そのため、ヘッダー次第で読者がメール内容を読んでくれるかどうかが決まります。

 ヘッダーは、HTMLメールの場合は企業のロゴを入れるのが好ましいです。そうすることで読者の警戒心が薄れ、内容に目を通してもらいやすくなります。

 またヘッダーのデザインは、毎回統一して一貫性を持たせましょう。なぜなら、一定の読者に対しては「いつも読んでるメルマガだ」と認識してもらいやすくなるためです。

2.導入部分

 導入部分は、ヘッダーのすぐ下にある、読者を本文へと誘導するものです。読者は最初の数行で本文を読むかどうか判断するため、導入部分の作り込みも重要です。導入部分には、なるべく以下の要素を盛り込むと良いでしょう。

・メリットが伝わる
・好奇心が刺激される
・本題は読み進めなければわからないようになっている

 また、導入部分はクリック率が高いため、CTA(読者にクリックしてほしいリンク)の設置も有効です。そうすることで、CTR(クリック率)やCVR(成約率)の向上が期待できます。"

3.見出し

 メルマガには、適宜見出しを入れましょう。見出しを入れることによって、以下のメリットがあります。

◎視覚的にメリハリがついて可読性が向上する
◎読者に伝えたいことが伝わりやすくなる
◎なるべく文章を読みたくない読者の離脱率が下がる

 全ての読者がメルマガを一字一句読んでくれるわけではありません。中には、流し読みだけして大まかな内容を把握したがる読者もいます。そのため、見出しを設置することでユーザビリティが向上し、最後まで読んでもらいやすくなるのです。

 見出しは長すぎず、かつ本文の主旨が伝わるものにしましょう。ただし伝えたいことを簡潔にまとめるのは決して易しいことではないため、試行錯誤が必要です。

4.本文

 メルマガの本文は、読者にとって役立つ情報を簡潔にまとめたものにしましょう。なぜなら、読者はメルマガを読みたがっているのではなく、あくまで有益な情報を得ることが目的だと考えているためです。読者に対するメリットがわかる内容になっていて初めて、しっかりと読んでもらえる本文になります。

 本文は内容だけではなく、視覚的に見やすくすることも大切です。そうしないと、いくら内容が良くても、読者は読む気が失せて離脱してしまいます。可読性を上げるには、適宜改行をしたり、漢字とひらがなの比率を1:3程度にしたりすることが有効です。

5.画像・装飾

 メルマガは内容だけではなく、画像や装飾によって見やすくすることも大切です。

 画像を使うことで、文字ばかりのメルマガよりも見やすくなります。また本文のイメージに合った画像を入れることで、読者の脳の負担が小さくなります。

 装飾は、見出しや本文の重要な部分など、特に読者に目を通してもらいたい部分に絞って使いましょう。なぜなら装飾を使いすぎると、どこが重要な部分なのかわかりにくくなり、読者にとってかえって読みづらいものとなってしまうためです。

6.CTA

 CTAは、直接売上に関わる部分です。設置場所が重要であり、CVRが大きく変わってきます。CTAは導入部分のほか、本文で読者の関心が十分に高まったところに設置するのが有効です。

 またCTAは、読者に「何をすべきか」を明確にする必要があります。いくら読者の興味を引きつけられていたとしても、CTAで何をすべきか明確でない場合は、読者は離脱してしまいます。CVにつなげるためにも、「このリンクをクリックして資料請求」など、読者が何をすべきか一目でわかるようにしましょう。

7.クロージング

 クロージングとは、本文の最後に入れる締めくくりの部分です。クロージングでは、「〇〇をしないとあなたは損をします」「〇〇をすることで、□□という未来が手に入ります」という強いメッセージを書くことが大切です。特にメリットは、一度提示しただけでは忘れられてしまうため、クロージング部分で再度示しましょう。とはいえ、訴求の要素が強すぎると読者は「押し売りされている」ように感じるため、丁寧な動線設計が重要となります。

8.まとめ

 まとめ部分では、メルマガ全体の内容を簡単に振り返り、読者の記憶に残りやすくします。もし文章でまとめるのが難しい場合は、箇条書きにしてもOKです。まとめ部分は、あくまでそれまで読んでもらった部分の復習であるため、新たな情報を足してしまわないように気をつけましょう。

9.運営会社情報

 メルマガの最後に、送信主の運営会社情報を記載します。具体的に記載する項目は、下記のとおりです。

・運営会社名
・担当者名もしくは代表者名
・連絡先
・住所

 また、上記に加えてメルマガの解除ボタンを設置する必要があります。なぜなら、メルマガに関連する法律である「特定電子メール法」により義務付けられているためです。解除ボタンは複雑にするのではなく、ワンクリックで簡単に解除できるものにしましょう。

メルマガテンプレートの件名のパターン

 メルマガテンプレートの件名のパターンには、大きく分けて次の4つがあります。

①疑問型
②限定型
③ノウハウ型
④〇〇(伏字)型

 もし件名で悩んだ場合は、上記の4つの型に当てはめるとハズれにくいです。では、それぞれについて解説します。

①疑問型

 疑問型とは、「〇〇のことで悩んでいませんか?」「〇〇について知りたくありませんか?」という風に、読者に対して質問を投げかけるスタイルのことです。なぜ疑問型が有効なのかというと、読者の「知りたい」という心情に訴えかけられるためです。疑問型を使う際には、読者がどのような疑問を抱きやすいか考えてみましょう。

②限定型

 限定型とは、「〇〇個限定販売」「本日のみ〇%OFF」というように、読者に対して重要性や緊急性を感じさせるスタイルのことです。このようなかたちを取ることで、読者に「今すぐ読まなければ」と思わせられます。限定型を使う際は、本文で「なぜ限定されているのか」についての根拠を記載すると、読者が納得するためよりCVにつながりやすくなります。

③ノウハウ型

 ノウハウ型とは、読者に「このメルマガを読むことで〇〇についてわかる」と思わせるものです。ノウハウ型の件名は、特にBtoBにおいて有効であるとされています。

④〇〇(伏字)型

 〇〇(伏字)型とは、メルマガ内の重要なキーワードを「○○」と伏せ字で隠して、「〇〇には何が入るのだろう?」と読者に興味を持たせる型です。なぜ〇〇型が有効なのかというと、人間は心理的に情報の空白を嫌い、埋めたがる性質があるためです。例えば、「〇〇するだけで1ヵ月で売上□%アップ!」「CVRを簡単に高める秘訣は△△にあった」などのかたちが挙げられます。

 ただし〇〇型は、使い方によっては敬遠させる可能性があるため、あまり多用し過ぎないようにしましょう。医療や美容関連商品の場合は医療広告ガイドラインに準じた表現を検討することが必須です。

 また、伏字にした部分は必ず本文内に記載しなければなりません。もし伏線回収ができていないと、読者の信頼を損なってしまい、二度とメルマガを読んでもらえなくなる恐れがあります。

HTMLメールのテンプレ無料サイト4選

 世の中には、HTMLメールのテンプレートを無料で使えるサイトがあります。今回は、その中でもおすすめのサイトを4つ紹介します。

▽Canva

 Canvaは、無料で使えるグラフィックデザインツールで、簡単に画像の作成や加工ができます。このCanvaには、メルマガテンプレートが用意されています。普段からCanvaを利用している場合は、こちらを選んでおけば問題ありません。

▽Benchmark Email

 Benchmark Emailは、HTMLメール配信サービスの一つです。Benchmark Emailには、メルマガで使えるテンプレートが500種類以上用意されています。それらの中には、無料かつ登録不要のものもあるため、ぜひ活用してみましょう。

▽SATORI

 SATORIは、MA(マーケティングオートメーション)ツールを提供しているサイトです。SATORIの無料テンプレートは、幅広いジャンルで使えて、かつシンプルなデザインが魅力です。

▽ZURB

 ZURBは、スマートフォン対応のHTMLメールのテンプレートを無料でダウンロードできるサイトです。ZURBは海外サイトであるため、Google翻訳などを活用してテンプレートをダウンロードしてみましょう。

メルマガはテンプレで質を高められる


 メルマガはテンプレートを使うことで、質が高く読者に読まれやすいものになります。では、今回の記事の内容をおさらいしましょう。

・メルマガは各構成要素ごとにコツがある
・件名は4つのパターンのいずれかに当てはめればハズれにくい
・無料で使えるテンプレートを提供しているサイトがある

 メルマガの質を高めて、CVRの向上を目指しましょう!

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