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2022.07.03 コラム

インプレッションとは?インプレッションの定義や増やす方法を解説

 Web広告やSNSには「インプレッション」という指標があります。Web施策では重要な指標となるため、正しい定義や類似語句との違いを理解しておく必要があります。本記事ではインプレッションの意味や定義、インプレッションを増やす方法を解説します。

インプレッションとは?

 インプレッションとは、Web広告やSNS投稿がユーザーに表示された数を指します。レポートや管理画面では「IMP(impression)」を略されることが多いです。

 インプレッションは元々「印象」をいう意味を持つ言葉です。よく使用される言葉ではファーストインプレッション(第一印象)などがあります。ユーザーへ印象を与えた数と考えることができるため、Web広告などの施策において重要な指標となります。

インプレッションに類似・関連する用語

 Web用語にはインプレッションと似た意味を持つ言葉や、関連することの多い言葉があります。それらの意味とインプレッションの違いについて解説します。

◇PV(ページビュー)

 PV(ページビュー)は、ページや記事コンテンツやユーザーに見られた回数を指します。例えば、特定のページが検索結果で1000インプレッションだったとしても、実際にページを見られた数が100回だった場合は100PVと表します。

 そのため、インプレッションとPVの数は同じではなく、また比例もしないため、混同して覚えてしまいがちですが、違う意味の用語であることを把握しておきましょう。

◇リーチ

 リーチとは、広告やページが表示されたユーザーの数を指します。インプレッションとは異なり、1人のユーザーが何ページ閲覧してもリーチ数は1回とカウントします。

 例えばユーザーAが3ページ閲覧、ユーザーBが1ページ閲覧した場合は、インプレッション数が4回、リーチ数は2回となります。

◇CTR(クリック率)

 CTR(クリック率)とは、広告や特定のリンクがクリックされた率を指します。インプレッションに対してクリックされた回数の割合を表すため、インプレッションと同時に分析されることの多い用語となります。

 CTRの計算式は「クリック数÷インプレッション」で算出できます。例えばインプレッション10,000回に対して100回クリックされた場合のCTRは、「100÷10,000=0.01」でCTR1%となります。

◇エンゲージメント

 エンゲージメントとは、広告やコンテンツなどに対して、ユーザーが何らかのアクションを起こした回数を指します。アクションについては媒体によってことなりますが、SNSのいいね!やリツイート、メディアのクリックなどが考えられます。

 また、1つのコンテンツにおけるエンゲージメントの割合を「エンゲージメント率」で表すことができます。エンゲージメント率の算出方法はSNSによってことなります。例えば、Twitterの場合は「エンゲージメント数÷インプレッション×100」で表すことができるため、ここでもインプレッションを計測する重要性を理解することができるでしょう。

インプレッション計測が重要な理由

 インプレッションを計測することが重要な理由は複数ありますが、前述のように各データを算出する際に欠かせない指標である、という点があげられます。インプレッションの数を元に広告やコンテンツの成果の良し悪しを判断することが多いため、インプレッションを正確に把握しておくことは重要です。

 また、Web広告の配信においては広告費の計算に使用されることもあります。「インプレッション〇○回につき〇〇円の広告配信費」といった課金方式となっている媒体もあるため、予算を考える上でも大切な指標と言えます。

 広告やコンテンツがどの程度の成約(CV)につながっているかを把握するためにも、1件の成約を出すためにどれくらいのインプレッションが必要か、といった指標をサービス毎に押さえておくとよいでしょう。

各媒体におけるインプレッション

 インプレッションの意味や重要性について解説しましたが、媒体によってインプレッションの定義や考え方に異なる点があります。媒体は大きく以下の3つに分類することができますので確認しておきましょう。

▽Web広告

 Web広告は検索広告やディスプレイ広告、SNS広告などの種類があります。Web広告におけるインプレッションは「広告が表示された回数」を指します。検索広告の場合はGoogleやYahooの検索結果に表示された回数、ディスプレイ広告の場合はサイト上にバナーや動画が表示された回数となります。

 クリック課金式(CPC課金)の場合は、広告が表示されただけでは費用がかかりませんが、インプレッション課金式(CPM課金)は1000回表示あたりにかかる費用で計算するため、インプレッションが発生した時点で広告費用が発生することになります。

▽SNS

 SNSにおけるインプレッションは、投稿がタイムライン上に表示された時点でカウントされます。SNSのインプレッションはいいね!やリツイートなどで拡散されることが大幅に増加しますので、インプレッションの多かった投稿を分析することで、次回の投稿に活かしていくことが可能です。

 SNSはさまざまな投稿を繰り返すことで、インプレッションをはじめとする指標について分析することができますので、継続的に取り組むことで成果につなげることができるでしょう。

▽自然検索(SEO)

 GoogleやYahooにおけるSEO対策でもインプレッションは重要な指標となります。自然検索でのインプレッションを増やすためには、キーワードに対して有益なコンテンツを作成することが重要となります。

 SEO対策では掲載順位を意識することが多いですが、どれくらいのインプレッションが獲得できているのかを分析することで、キーワード選定の方向性が合っているかどうかを判断することができます。そのため自然検索結果におけるインプレッションの数も重要となります。

Web広告でインプレッションを増やす方法


 Web広告でインプレッションを増やすために考えられる方法について解説します。

◎広告予算を増額する

 Web広告では広告予算を増やすことでインプレッション数を増やすことができます。配信内容によって増え方に違いがありますが、より多くの広告費を使用することでインプレッション増加を図ることができます。

 しかし、インプレッションを増やすことでクリック数やコンバージョン数が比例して増えるわけではありません。クリック数を増やすためには広告文やバナーなどのクリエイティブをターゲットやキーワードに合わせて最適化していくことが重要です。またコンバージョン数を増やすためには訴求内容やサイト内容、入力フォームを改善していく必要があります。

◎広告入札単価を引き上げる

 リスティング広告の場合は、キーワード毎の入札単価を引き上げることでインプレッションを増やすことができます。競合他社よりも入札単価が低い場合、インプレッションが伸びずにクリック数も増えない、といったことが起こる可能性があります。

 キーワード毎のインプレッションやインプレッションシェア率を分析し、入札単価を引き上げることで改善されそうなキーワードを選定することで効率よくインプレッションを増やすことができます。

◎キーワードを新たに選定する

 広告配信をしていてインプレッションが伸びない原因の一つとして、配信しているキーワードやターゲットの選定が上手くできていないことがあります。

 例えばキーワードの検索需要が低い場合は、広告予算を増やしてもインプレッションを伸ばすことが難しいです。また広告の内容とターゲットが合っていない場合は広告が最適化されず配信がされづらいといった状態になることも考えられます。

 そのため、インプレッションが増えない場合は配信しているキーワードやターゲットを見直し、必要に応じて追加していくことを検討するとよいでしょう。

インプレッションはWeb施策において重要な指標

 インプレッションはWeb広告やSNS投稿がユーザーに表示された数のことをいい、Web施策をするにあたって、さまざまな場面で重要な指標となります。インプレッションを効率良く増やすことでサイト閲覧数やコンバージョン数に影響を与えますので、Webからの成果が得られていないという方は、優先的に改善を図りましょう。

 また、各媒体によってインプレッションの定義や改善方法が異なることがあります。それぞれの媒体におけるインプレッションの考え方についても把握しておく必要があるでしょう。

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