2022.07.11 ECモール
アダストリア1Q、コストコントロールで営業利益7.3倍
(株)アダストリアがこのほど発表した2023年2月期第1四半期(22年3月~5月)連結決算は、売上高が前年同期比25.0%増の580億600万円、営業利益が同632.1%増の45億7400万円、純利益は同1127.5%増の33億1300万円となった。

前年同月比2割増、環境改善や気温の上昇が要因か
売上回復とコストコントロールで、売上・利益ともに計画を上回って進捗した。アパレル・雑貨関連事業の国内売上高は、コロナ禍の影響低減による店舗の営業環境改善に加え、気温の上昇で春夏商品の販売が好調に推移したことや、行動制限緩和後の外出需要増加に対応した商品展開とプロモーション施策の結果、前年同期比20.2%の増収。その他事業では、飲食事業を展開する(株)ゼットンを連結子会社化したことが増収に寄与した。
WEB事業では、デジタル戦略として自社EC「ドットエスティ」の認知度向上を目的としたテレビCMなど集客の取組みを実施。自社ECの会員数は前期末比50万人増の1410万人に伸長したが、リアル店舗の需要が回復したことにより、EC売上高は前年同期比0.9%増の143億円となった。国内売上高構成比は27.2%で、うち自社ECは15%。
海外売上高(円換算)については、前年同期から4店舗増加し7店舗体制となった中国大陸で、新店の寄与などにより同28.0%増となった。また、コロナ禍の影響が小さかった台湾では同28.1%増、米国でも旺盛な需要の恩恵とECの伸長により同59.8%の増収となった。香港はコロナ禍の拡大により同9.7%の減収となったが、海外事業全体では同29.9%増の39億8300万円、営業利益でも9600万円と黒字を確保した。
商品の高付加価値化で売上総利益は前年から横ばいで推移
収益面では、円安や原料価格上昇の影響はあったが、在庫コントロールと値引き販売の抑制、商品の高付加価値化を推し進めたことにより、アパレル・雑貨関連事業の売上総利益率は前年とほぼ同水準で推移。ゼットンにより飲食事業の比率が高まったことで、売上総利益率は57.4%となり、前年同期比0.5ポイント上昇した。
アパレル・雑貨関連事業の売上高は559億4500万円、セグメント利益は48億4800万円。店舗展開については、32店舗の出店(うち、海外8店舗)、18店舗の退店(うち、海外1店舗)の結果、第1四半期末における店舗数は1437店舗(うち、海外80店舗)となった。
その他(飲食事業)については、売上高が20億7000万円、セグメント利益は7800万円となった。店舗展開については、ゼットンの連結子会社化による増加73店舗、1店舗の出店の結果、第1四半期末の店舗数は79店舗となった。
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