2022.05.13 通販会社
クルーズ最終決算は減収減益、純利益78%減…SHOPLISTが苦戦
クルーズ(株)が12日発表した2022年3月期(21年4月~22年3月)連結決算は、売上高が前期比56.7%減の154億7700万円、営業利益が同42.0%減の12億3800万円、純利益は同78.3%減の3億1000万円となった。

コロナ特需の減少、売れ筋商品の欠品などでSHOPLIST事業が苦戦
21年3月期までの売上高と同じ「取扱高」は、前期比9.6%減の322億7800万円だった。減収減益は、主力のSHOPLIST事業の営業利益が減益になったことをはじめ、StudioZ(株)による新作ゲームの開発コスト、プロモーション費用の負担などが響いた。
グループの主軸事業であるEC事業の売上高は97億8900万円、セグメント利益は前期比54.6%減の8億3900万円。SHOPLIST事業の取扱高は、同15.3%減の230億3600万円、営業利益は同52.9%減の9億1500万円となった。
SHOPLIST事業の立て直しに注力して1年以上が経つが、物流費や広告プロモーションの効率化をはじめとした事業構造の改革で、前期は8四半期ぶりに2桁の成長率で増収を達成。年間で20億円近くの営業利益を出していた。
これに対し、取扱高が前年を下回る結果となったのは、主な要因として、コロナ特需の影響が落ち着いたこと、SEO経由の訪問者数の減少、広告経由の訪問者数の減少、売れ筋商品の欠品率が高いことの4点を挙げた。取扱高を再度、成長軌道に乗せることが必要不可欠であり、最優先事項だとしている。
ネット広告・メディア事業は増益
ゲーム事業の売上高は前期比19.2%増の26億8000万円、セグメント損失は3億7900(前期は1億4900万円のセグメント利益)。通期でみたセグメント単体では赤字だが、新作のリリースに伴い、開発コストの負担が無くなった第4四半期は黒字化している。
インターネット広告・メディア事業は、売上高が14億4300万円、セグメント利益は前期比39.7%増の6億7100万円。取扱高は同3.1%減の33億6900万円となった。「ランク王」だけでなく、金融関連を中心としたその他新規メディアや広告代理事業も好調なことが要因だ。
23年3月期の通期業績予想に関しては、新規性の高い事業や新たなビジネスにも取り組んでいることを理由に、開示を見合わせた。22年内に、10代~20代前半の女性に支持されている韓国ブランドや、日本国内ファッション通販サイトに初出店するブランド、バッグやジュエリーを中心に、20代女性に人気を集めるブランドのオープンを予定している。
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