「広告大賞」は広告が持つ3つの特性を重要視して選考

　「広告大賞」は、1971年に始まった総合広告コンクールだ。グランプリを含む「メディアミックス部門」、各媒体別に作品を審査する「メディア部門」「クリエイティブ部門」「パブリック部門」、話題性の高かった広告や社会に貢献した企業キャンペーンなどを表彰する「特別部門」、各媒体を効果的に活用し、話題性の高かったイベントを表彰する「イベント部門」がある。

　審査は「広告の総合性」「広告の創造性」「広告の大衆性」という、広告が持つ3つの特性を重要視して選考される。

パーソナリティーやその他の出演者との絆を評価

　主催者の選定理由によると、昨年、ラジオショッピング開始から30年を迎えた「ジャパネットたかた」は、2014年から文化放送でラジオショッピングをスタート。早朝から夕方の生ワイド番組の4つの時間帯で放送している。単にモノを売るだけではなく、リスナーに「今を生きる楽しさ」を伝えるために、パーソナリティーやその他の出演者との関係を構築している。

　番組で紹介する選りすぐりの商品は、リスナーに喜ばれる逸品揃いで、リスナーとの関係や文化放送への信頼の向上にも繋がった。ラジオショッピングのめざす事業共創において、信頼の醸成と高い成果を上げた――。

　ジャパネットたかたは、番組のテーマに合わせて商材を変え、パーソナリティーやリスナーとのやりとりを大切にすることを意識して放送に取り組んできた。ジャパネットたかたのラジオショッピングが、放送局やリスナーにとって意味のある番組づくりに貢献できたと評価されたことを生かし、今後も良い番組作りに取り組んでいきたいとしている。