2021.12.16 通販会社
アスクルの大阪物流センター、平常通りの出荷体制に回復
大阪市此花区の人工島・舞洲の物流倉庫で発生した火災の影響で、隣接地に大阪物流センターを持つアスクル(株)の出荷業務に遅れが生じていたが、同社は15日、平常通りの出荷体制に戻ったことを明らかにした。

※12月3日の活動状況(大阪市のHPより)
※12月3日の活動状況(大阪市のHPより)
消化まで丸5日が経過、出荷業務が大幅に停滞
火が完全に消し止められるまで丸5日かかり、約3万8700平方メートルが焼けた影響で、同社の物流センターに作業員や輸配送車両が入れない状況が続き、他地域の物流センターから代替で順次出荷するという事態が長期化。出荷業務は大幅に滞っていた。主に生活雑貨やオフィス用品を扱っているが、支障が出た地域は西日本の広い範囲に及んでいた。
アスクルが運営する個人向けECサービス「LOHACO」も同様で、一部地域のみ他エリアの物流センターから出荷する非常事態となっていた、
過去に類を見ない火災に、警察・消防による合同実況見分を開始
火災現場は、舞洲にある工場や倉庫などが建ち並ぶ地区の一角。大阪市によると、11月29日午前にアスクルの大阪物流センターに隣り合う(株)日立物流西日本の倉庫から出火。完全に鎮火したのは12月3日17時だった。
倉庫という特性から窓などの開口部が少なく、内部には複数企業の医薬品関連などの在庫品などが置かれており、建物全体が濃煙と熱気に包まれて消火活動が難航。鎮圧までに、はしご車や高所作業車を含む車両が延べ503台 ヘリコプター2機が出動する「過去に類を見ない火災」(市)となった。警察と消防による合同実況見分は8日になって始まっている。出火の原因はまだわかっていない。
大規模倉庫火災を受け、市は市内にある倉庫・21事業所に緊急立入検査を行った。また、倉庫事業者を対象とした防火研修会を14日に開催。今回の倉庫火災では、窓が少なくて放水が十分に届かなかったため、鎮火までに丸5日かかったことを踏まえ、火が大きくなる前に対処することが重要として、実際に消火栓を使って放水する手順を確認するなどした。
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