2021.09.08 通販会社
明治、約770kmをモーダルシフト化…ザバスを工場から鉄道輸送
(株)明治は7日、倉敷工場で製造している粉末プロテインの「ザバス」を、埼玉県の同社倉庫まで運ぶ物流の一部(約770km部分)を、トラック輸送から「オートフロアコンテナ」を活用した鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを27日から実施すると発表した。この取り組みで、CO2排出量を年間13t削減(削減率70%)できるという。

「オートフロアコンテナ」を使用し荷台の床を電動でスライド
同社製品の輸送としては初採用となる「オートフロアコンテナ」は、荷台の床を電動でスライドさせる装置で、荷物を荷室の入口に積み、床ごと奥にスライドさせることで荷室の奥まで荷物を移動できる。このため、荷室内で作業をすることなく積み込みを行うことができ、作業時間の短縮で業務の効率化を行うとともに、作業者の業務負担の軽減を図る。
明治グループは、長期環境ビジョン「Meiji Green Engagement for 2050」を3月に制定。地球環境への影響のさらなる軽減をめざし、地球の平均気温上昇を1.5℃に抑えるパリ協定の度量目標にチャレンジしている。2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」の達成をめざしている。
モーダルシフト化の概念図
モーダルシフトの推進に加え待機時間や付帯作業の削減で働き方改革
また物流業界では、特にトラックによる物流で、輸送・配送の待機時間の長期化などにより、運転手の労働時間は他の産業と比較して約2割長くなっている。運転手の平均年齢も全産業と比べて+5.7歳と高齢化が進展(18年 厚生労働省調べ)しており、物流効率化への取り組みは社会的な課題ともいえる.
こうした中、国は荷主企業と物流事業者が相互に協力して物流改善を図ることを目的とした、「ホワイト物流推進運動」を19年4月から実施。同社も、この運動に参画し、モーダルシフトの推進だけでなく、待機時間の削減や付帯作業の軽減などの取り組みで、トラック輸送の生産性向上と効率化に寄与する働き方に力を注いでいる。
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