アスクル(株)100%子会社のASKUL LOGIST(株)=アスクルロジストはこのほど、全国の空港でグランドハンドリング業務を担っているスイスポートジャパン(株)からの出向を受け入れることを決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う雇用維持への一助として、1月から段階的に受け入れを開始する。
コロナ禍で空港グランドハンドリング業務が激減
スイスポートジャパンは、旅客業務やオペレーション業務、ランプ業務、貨物業務、整備補助業務、プライベートジェット機業務など、航空機の離発着を支援する空港グランドハンドリング関連事業を、成田・羽田・中部・関西・福岡・那覇の6空港で提供している。コロナ禍で、空港での本来業務が激減しているのが実情だ。
アスクルロジストは、アスクルが展開するEC事業に欠かせない商品の出荷や配送業務を担い、主要拠点となる全国11か所の物流センターの運営を行っている。スイスポートジャパンからの出向受け入れは、空港業務の需要が回復するまで期間を定めて就労してもらうこととした。
5つの物流センターで6カ月間勤務予定
1月の受け入れは55人を予定し、約6か月間、物流センター内の庫内業務に携わってもらう計画だ。内訳は、大阪物流センター(大阪府大阪市)と、関西物流センター(大阪府吹田市)、大阪EC物流センター(大阪府吹田市)にそれぞれ10人、名古屋センター(愛知県東海市)に 5人、福岡物流センター(福岡県福岡市)に20人を予定している。
物流センター庫内の業務は幅広く、ピッキングや商品補充、梱包、検品など。期間は6か月としているが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況にあわせ延長も検討するという。
アスクルロジストは、グランドハンドリング業務の担い手として高い業務レベルを有するスイスポートジャパンからの出向を受け入れることで、コロナ禍における雇用維持への一助となるとともに、アスクルロジストの従業員にとっても、学びや成長の機会となるよう、取り組みを進めていく考えを示している。
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