2020.05.01 ECモール
メルカリ3Q、売上42%増も222億円の純損失…国内流通総額は過去最高
フリマアプリを運営する(株)メルカリが4月30日発表した2020年6月期第3四半期(19年7~20年3月)連結決算は、売上高が前年同期比42.7%増の533億5000万円、202億9200万円の営業損失(前年同期は59億8100万円の損失)、222億1200万円の純損失(同73億4100万円の損失)となった。
新型コロナは「ほぼ影響なし」
同社グループは、メルカリ日本事業・メルペイ事業・メルカリ米国事業の3本柱を確立し、引き続き、事業の成長を最優先した投資を継続する勝負の年として位置づけ、ミッション達成に向け強固な基盤の構築を進めている。広告宣伝費や人件費の増加などによる営業損失はピークを超え、メルカリ日本事業の成長加速と業務提携効果で縮小傾向にあるとした。なお、同社グループの新型コロナウイルス感染症の影響はほとんどなかったという。
「メルカリ」の日本国内流通総額は4454億円となり、前年同期比で843億円増加した。過去最高を更新し、高い成長率を継続しているのは、出品と購入のバランスの最適化によるとした。19年2月に開始した「メルペイ」の利用者数は600万人を超え、順調に増加している。
米国内の流通総額は430億円
一方、米国ではCtoCマーケットプレイス「Mercari」の拡大に向け、認知度の向上と顧客の多様なニーズに応えるために、出品および配送の最適化を行っている。この結果、米国内の流通総額は430億円となり、前年同期比で137億円増加した。
同社は今期、「企業結合」の動きとして19年7月30日付で、日本製鉄(株)から(株)鹿島アントラーズ・ エフ・シーの発行済株式の61.6%を取得することを決議し、譲渡契約を締結。同年8月30日に株式取得に関する手続きを完了している。
通期業績予想を下方修正
同社は併せて、20年6月期の通期連結業績予想を発表した。これまで非開示としていたが、予想が立ち、売上高が前期実績比で10%以上、営業利益が同30%以上乖離する見通しとなったとして、公表に至った。
それによると、発表予想の売上高は前期比41.2~45.1%増の730億円~750億円、営業損失として250億円~230億円(前期は121億4900万円の損失)、純損失として276億円~261億円(同137億6400万円の損失)を予想。
売上高はメルカリ日本事業の安定的な成長に加え、メルペイや米国事業などの着実な成長によって、前期比で増加する見通し。第4四半期は新型コロナウイルス感染症が拡大する中、瞬発的な可能性もあるが、メルカリの両事業はEC需要がさらに増加すると予想した。
一方、オフライン決済が主軸のメルペイにとっては向かい風の可能性を想定した。営業利益は、メルペイ及び米国事業で認知度の向上や利用を促す広告宣伝を実施したことで、前期比で赤字が拡大する見通しとした。第4四半期は景気動向の不透明感が強まる中、グループ全体として広告宣伝費や販管費の大幅削減を行っていくことで、第3四半期比で赤字の削減を行っていくとした。第4四半期の決算発表は8月6日を予定している。
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