2020.03.18 行政情報
消費者庁、酵素サプリECに約2億5000万の課徴金納付命令
消費者庁は17日、根拠なくダイエット表示をしていたとして、酵素の健康食品を販売する通販会社のジェイフロンティア(株)と(株)ジプソフィラの2社に対し、景品表示法に基づく課徴金納付命令を出した。
酵素系5社一斉措置命令の課徴金
ジェイフロンティア(東京都渋谷区)の課徴金は2億4988万円、ジプソフィラ(東京都新宿区)は868万円。いずれも10月19日までに支払わなければならないとした。昨年3月に、今回の2社を含む計5社が措置命令を受けていた。
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Jフロンティアに課徴金2億4988万円
ジェイフロンティアは、2016年11月から18年3月の間に、自社サイトと新聞折込チラシ、ポスティングチラシで、同社が販売する「酵水素328選生サプリメント」について、ウエストにくびれのある水着姿の人物の写真と商品の写真とともに、「プヨプヨ ぽっこり 気になる 酵水素328選生サプリメントをご検討中のあなたへ」などと記載。
あたかも商品を摂取するだけで、商品に含まれる成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。同社は消費者庁の求めに応じ、含有成分などに関する資料を提出したが、表示を裏付ける根拠とは認められなかった。
同社のこの間の売上額は、通う金額から逆算すると83億2942万円。規定の100分の3を乗じて得た額から1万円未満の端数を切り捨てた額が課徴金の2億4988万円となる。
ジプソフィラは課徴金868万円
一方、ジプソフィラも、販売する「生酵素」という食品について、自社サイトで18年3月から同年11月まで、例えば腹部にメジャーを巻き付けた人物の写真および商品の写真とともに、「さぁ、ダイエットしよう」「222種の植物で健康的にダイエット」などと記載。あたかも商品を摂取するだけで、商品に含まれる成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。
同社も提出資料から合理的な根拠を示せなかった。同社は措置命令を受ける前に、一般消費者に対し、社告を一般紙やHPに掲載するなどの誤認排除措置を講じていた。
この間の同社の売上額は課徴金額から逆算すると2億8964万180円。同様の規定に基づき、課徴金は868万円とした。
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