2015.08.31 調査・統計
ネット利用の不安要素、「個人情報流出」が77.3%でトップ
内閣府が31日発表した「インターネット上の安全・安心に関する世論調査」によると、インターネットの利用に「不安がある」「どちらかといえば不安がある」とする回答が56.4%となり、前回調査(2007年11月に実施)の45.4%から11ポイント増加した。
同調査は、全国20歳以上の日本人3000人を対象とした個別面談調査で、有効回答数は1722人。調査期間は7月2日~12日。
インターネットの利用について「不安がある」「どちらかといえば不安がある」「どちらかといえば不安はない」と答えた人(1206人)に、不安に感じるものを聞いたところ(複数回答)、「個人情報の流出」が77.3%でトップとなり、2位は「パスワードなどが他人に利用される不正アクセス」で61.4%、3位は「閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」で49.5%、以下、「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」が45.9%、「ネットショッピングやネットオークションで代金をだまし取られる詐欺」が44.3%と続いた。
都市の規模別では、大都市で「不正アクセス」「架空・不当請求」の回答が高くなった。性別では、「データの破壊」と答えた人の割合は男性で、「ネットショッピングやネットオークション詐欺」と答えた人の割合は女性でそれぞれ高くなった。
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