2026.01.21 行政情報
食品22品目の「個別表示ルール」改正案を議論、経過措置期間は4年…消費者委員会・部会
消費者委員会の食品表示部会は1月21日、消費者庁から諮問された「食品の個別表示ルール」と「食物アレルギー表示」の改正案について議論した。答申に向けて、引き続き検討する。
消費者委員会食品表示部会の様子(1月21日午前)
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乳や乳製品の個別表示ルールも改正へ
品目ごとに定める個別表示ルールは、“まがいもの”が流通していた時代に設けられた経緯がある。しかし、食品製造・流通を取り巻く環境が変貌を遂げ、個別表示ルールの必要性が低下してきた。そうした事情を踏まえ、可能な限り横断的基準に統合する方向で検討している。
すでに、調理冷凍食品・チルドぎょうざ類・即席めん・レトルトパウチ食品などの20品目については改正済み。そのうち7品目では、個別表示ルールを完全に廃止することが決まった。
今回、消費者庁は、果実飲料・豆乳類・食用植物油脂・トマト加工品・ハム類など、残り22品目の改正案を消費者委員会へ諮問。答申後に、食品表示法の食品表示基準を改正し、施行する。消費者庁は「2年間をかけて議論し、とりあえず(検討作業が)一巡した」(食品表示課)と説明した。
旧・食品衛生法で規定していた乳や乳製品などの表示項目についても、(1)横断的基準で代替できる事項、(2)義務化が不要と考えられる品質に関する事項――を廃止する。
また、食物アレルギー表示制度の改正により、表示義務品目に「カシューナッツ」、表示推奨品目に「ピスタチオ」をそれぞれ追加する予定としている。
わかりやすい説明を要望
各委員からは、個別表示ルールについて「事業者にしっかりと対応してもらうために、わかりやすいQ&Aなどをお願いしたい」、食物アレルギー表示については「経過措置期間中の周知をお願いしたい」などの要望が寄せられた。
今後のスケジュールを見ると、個別表示ルールは2030年3月31日までの4年間、食物アレルギー表示は28年3月31日までの2年間を経過措置期間とする計画だ。
(木村 祐作)
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