2025.10.03 行政情報
リチウムイオン電池の発火事故、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンで増加
「ネット通販で購入したスマートウォッチが充電中に熱で溶けた」「ワイヤレスイヤホンを使っていたら爆発した」というリチウムイオン電池を用いた身に付ける製品による事故が増加していることから、消費者庁は10月2日、消費者に向けて注意喚起した。
(画像) 消費者庁による記者発表(10月2日午後)
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ワイヤレスイヤホン・スマートウォッチ・携帯用扇風機で136件
リチウムイオン電池を使用した主な製品(20製品群)による発火・発熱事故は、2020年度~24年度の5年間で約2350件と推計される。そのうち、ワイヤレスイヤホン・スマートウォッチ・携帯用扇風機によるリチウムイオン電池が原因とみられる事故は136件を数えた。
特に充電中に事故が発生するケースが多く、ワイヤレスイヤホンが75.5%、携帯用扇風機が84.2%を占めた。
事故の内容を見ると、「ワイヤレスイヤホンを充電したまま出かけたが、帰宅したら充電器が爆発したようになっており、床が焦げ、部屋中に粉が散っていた」「スマートウォッチを腕に付けたまま寝ていたところ、深夜に突然発火して、腕にやけどをし、シーツが焦げた」などがある。携帯用扇風機については、「充電中に熱で本体やUSBが一部溶け、ひどいにおいがした」といった情報が寄せられた。
ごみ処理施設やごみ収集車での火災事故が約8500件
製品の使用中・充電中の事故に加え、ごみ処理施設やごみ収集車でもリチウムイオン電池が原因で火災が発生する事故が多発。消化活動が必要となった火災事故は、2023年度に全国で8543件に上った。
事故防止に向けて消費者庁では、製品に衝撃・圧力を加えないようにするとともに、炎天下の車内や直射日光の下など高温となる場所での使用・保管を避けるようにアドバイスしている。
また、パッケージや取扱説明書を見て、製品にリチウムイオン電池が使用されているかどうかを確認し、廃棄する際には各自治体の指示に従うよう呼びかけている。
(木村 祐作)
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