2025.08.01 行政情報
「ファブリーズ」浴室用防カビ剤で優良誤認表示、P&Gジャパンに措置命令
十分な科学的根拠もなく、商品を置くだけで浴室全体のカビを防げるかのように宣伝し、防カビ剤を販売したことが景品表示法に違反(優良誤認表示)するとして、消費者庁は8月1日、P&Gジャパンに対し、再発防止策などを命じたと発表した。


「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」(消費者庁内で撮影)
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商品パッケージやウェブサイトなどで表示
消費者庁によると、同社は「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」を販売する際に、商品パッケージや自社ウェブサイト、テレビCMなどで行き過ぎた効果をうたっていた。
商品パッケージには、「お風呂に置くだけで黒カビを防ぐ」「自然発想成分“BIOコート”テクノロジーがお風呂場の隅々にまで広がり、天井や床や掃除しにくい場所などを有効成分でコーティングし、黒カビの成長を防ぎ続ける」「防カビ効果は約6週間持続します」と表示。
自社ウェブサイトでも、「置くだけ、掛けるだけで防カビ!」「24時間カビの成長をブロック!」などとうたっていた。
使用環境とは異なる条件の試験
同商品を浴室に置くだけで、浴室全体のカビの繁殖を防ぐ効果があるかのように表示していたが、同社が提出した試験データは合理的な根拠と認められなかった。
消費者庁では「想定される使用方法・環境と異なる試験環境で実験を実施していた。(通常の浴室よりも)狭い限られた試験空間で、換気の影響も十分に考慮していない実験だった」(表示対策課)と説明している。
同社に対し、社内コンプライアンス体制をはじめとした再発防止策の構築などを命じた。
同社は1日、ホームページ上で「今回の措置命令を厳粛に受け止め、措置命令の内容を精査のうえ、対応について慎重に検討していくと同時に、引き続き製品における適正な表示に努めてまいります」とのコメントを出した。
(木村 祐作)
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