2024.05.22 行政情報
ネット通販などで販売のアームリング付き浮き具に注意喚起…国民生活センター
インターネット通販などで販売されている「アームリング付き浮き具」を使用した子どもが溺水した事故を受けて、国民生活センターは5月22日、着用の向きやベルトの緩みによって溺水のリスクが高まるとし、正しく使用するように呼びかけた。
<ダミー人形を用いた実験の様子(国民生活センターの発表資料より)>
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3歳児が溺水事故
同センターに昨年12月、アームリング付き浮き具を着用した3歳の男児が溺水事故に遭ったという情報が寄せられた。男児は屋外プールで遊んでいる最中に溺水し、浮いているところを発見された。救護所で心停止と判断されたが、心肺蘇生開始4分後に心拍が再開し、医療機関に入院した。
男児が着用していたアームリング付き浮き具は、浮力体が胸側にくるように着用する商品だったが、事故時には背中側に着用していたという。商品本体には英語で注意喚起表示が記載されていたが、日本語の表示はなかった。
また、日本ライフセービング協会の協力を得て、アームリング付き浮き具を着用させたダミー人形(2歳児想定、体重 10kg)を使用した実験を実施。その結果、浮力体が胸側にある状態で入水させると、仰向けで浮かぶ場合もあったが、うつ伏せになる場合もあることが確認された。浮力体が背中側にある状態だと、うつ伏せになりやすい傾向が見られた。
日本語による表示を要望
同センターでは、浮力体が背中側にあると、仰向けになりにくくなる傾向があり、子どもが水中で姿勢を変えることが困難になると説明。一般消費者に向けて、「アームリング付き浮き具は補助的なもので、正しく着用していても安全を保障するものでない」(商品テスト部)とし、海や川ではライフジャケットを使用するように呼びかけた。
販売事業者には、日本語による着用方法や注意事項の表示を徹底するよう要望。インターネットショッピングモール運営事業者のアマゾンジャパン、LINEヤフー、楽天グループに対しては、商品情報に使用方法を記載することや、購入者に向けた注意喚起などで協力を依頼するとしている。
(木村 祐作)
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