2023.10.13 調査・統計
1~8月の生活家電EC比率、全製品群で1~3%ポイント減に
GfK Japan(東京都中野区)が12日発表した「2023年1~8月期の生活家電におけるEC市場動向」によると、1~8月のEC販売金額構成比(EC比率)は5つの生活家電分類で前年同期から1~3%ポイント縮小したものの、各分類ともコロナ前と比べ2~8%ポイント高かった。

コロナ前の2019年比では高水準を維持
市場動向は、家電・IT製品を取り扱う約1万店(量販店、専門店など)の販売実績に基づいて分析。1~8月のEC比率は、すべての生活家電分類で前年同期を下回った。シェーバーやドライヤーなどの理美容・健康家電は3%ポイント減の30%となった。炊飯器やトースターなどの調理家電も1%ポイント減の26%。掃除機やアイロンなどの家事家電、冷蔵庫や洗濯機などの大型生活家電、エアコンなどの季節空調家電もそれぞれ縮小した。一方、コロナ前の2019年と比べると、各分類ともに高い水準で推移。特に理美容・健康家電や調理家電のEC比率は19年比で8%ポイント上昇していた。これらは大型生活家電などに比べ低単価で、店頭でサイズを確認する必要性も低いことからEC利用の心理的ハードルが低く、ECによる購入が定着していると推測される。
基本機能に特化した家電などでEC比率が上昇
今回の分析では、一部の製品群でEC比率が拡大した動きも見られた。基本機能に特化した家電もその1つ。例えば、オーブン機能がない単機能電子レンジの1~8月のEC比率は前年同期から2%ポイント増となり、2%ポイント減のオーブン電子レンジとは対照的な動きを見せた。また、購入前に買いたい物が決まっている交換パーツでも、EC比率が伸長した製品があった。1例を挙げると、電動歯ブラシ用の替えブラシ・ノズルは1%ポイント増となったのに対し、電動歯ブラシ本体は6%ポイント減だった。
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