2023.09.22 調査・統計
日米で温室効果ガスを年間53万トン削減…メルカリが「Impact Report」公開
(株)メルカリは21日、ESG推進に向けて2023年度に取り組んだ活動と、その結果をまとめた『FY2023.6 Impact Report(インパクトレポート)』を公開した。

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日米での取引で温室効果ガスを年間53万トン削減
20年度から発行しているレポートは今年度より、名称を「Sustainability Report」から『Impact Report』に変更した。創業10年の節目にあたる23年2月に新たに発表した「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションの達成と同時に、事業を通じて社会にポジティブなインパクトを与えていくという決意を示したものだ。23年度の「Impact Report」では、メルカリの事業を通じた環境へのポジティブインパクト(削減貢献量)の算出結果や、今回初めて開示した「男女間賃金格差」に関するデータなど、取り組むべき重点課題ごとに実施したアクションをまとめている。
日米の「メルカリ」での取引を通じて生まれた温室効果ガスの削減貢献量は、算出対象カテゴリー合計で年間約53万トンとなり、東京ドーム約220杯分の容積に相当する量となった。また、メルカリで不要品が出品されたことで回避できた衣類廃棄量(重量)は日本だけでも約4.3万トン。これは日本で1年間に捨てられる衣類の重量48万トンの約9%に相当する。
「メルカリ」で衣類を1着取引することで、約9.3kgの温室効果ガスの排出を回避でき、新品のみ使用する場合と比較して、衣類の平均使用年数は3.2年増加することも分かった。
「説明できない格差」を2.5%まで縮小
メルカリは、「世界中の多様なタレントの可能性を解き放つ組織を体現すること」をめざし、「人」への投資を最も重視している。世界中のプロフェッショナル人材を市場競争力のある報酬水準で獲得し、継続的な学習の機会を通じて育成していくという方針のもと、現在では約50か国の優秀なメンバーが在籍し、日本のエンジニア組織では50%以上が外国籍の社員だ。メルカリでは、組織内の男性と女性の平均賃金の差のみを示す「男女間賃金格差」のほか、より状況を正確に把握するために、役割・等級や職種などによる差に起因しない「説明できない格差」の算出も行っている。その結果、男女間賃金格差は37.5%、役割・等級や職種などの差に起因しない「説明できない格差」が7%存在していたことが分かった。
「説明できない格差」は是正措置で報酬調整を実施し、2.5%まで縮小することができた。今後も、重回帰分析を使用した定期的な賃金格差のモニタリングや、組織外からの賃金格差を引き継がないための採用プラクティスの見直しなど、継続的な取り組みを実施していく。
メルカリは、事業を通じて環境や社会に貢献する「プラネット・ポジティブ」な企業を追求することで、あらゆる価値がなめらかに循環する社会の実現をめざしている。今後も、さまざまな取り組みを通じてリユースを推進し、「捨てる」を減らすことで、循環型社会の実現に貢献していきたいとしている。
■『Impact Report』
https://merc.li/8NQedvgQa
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