2023.04.17 調査・統計
「Tmall」で中国のZ世代による新たなニッチ製品の消費が拡大
アリババグループはこのほど、中国のZ世代消費者が同社のTmall(天猫、Tモール)で、新しいニッチ商品の消費を促進していることが、同プラットフォームから収集したデータから明らかになったと発表した。

22年に5万以上の新製品が2000万円超の取引達成
1996年から2010年に生まれたZ世代の消費者は、中国の人口の約15%しか占めていないが、ニッチ市場における平均年間支出は、Tmall全体の平均よりも20%高くなっている。タオバオとTmallのマーケティング部長である韓雯斐氏は、「新製品の購入者が若年化している傾向が見られる。若者は新しいライフスタイルを求めており、支出額も多い」と述べている。
Tmallは、ブランドが新製品発売日を調整し、Z世代の消費者に成功裏に訴求できるよう、消費者インサイトやマーケティング支援策を提供している。22年には500以上のブランドが新製品の販売で1億元(約20億円)以上を売り上げ、5万以上の新製品が100万元(約2000万円)を超える流通取引総額(GMV)を達成した。
また、Tmallにおける22年の新製品数は、調理済み食品やペットケアといった分野で著しい増加が見られ、全体では前年比137%増となった。こうした旺盛な新製品への需要は、ブランドが中国のZ世代のニッチな消費トレンドに乗るいい機会としている。
多くのブランドが、トレンドを発見し、新製品を中国市場で成功させるための販売戦略を試すために、Tmallの消費者インサイトを活用している。中国の玩具ブランドであるPOP MARTはその1例で、同社はTmallの消費者インサイトを活用することで、コレクターズ・トイに対する関心の高まりに乗じ、新製品発売を成功させた。
今後の数か月で多数のマーケティング支援策を予定
同社はTmallのマーケティングチャネルである「スーパーブランドデー」を活用し、昨年夏にディズニー/ピクサー「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーコレクションを発売した際、顧客の事前予約数に基づいて需要を予測し、十分な在庫を確保することで、1000万元(約2億円)を超える売上を達成した。
Tmallは今後数か月にわたり、新製品の発売を促進するため、カテゴリー別の新製品人気ランキングや、キーオピニオンリーダーとの協力による製品テストなど、より多くのマーケティング支援策導入を予定しており、Z世代向け新製品発売をめざすブランドにとって、最も効果的なプラットフォームであり続けるよう努めたいとしている。
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