2022.09.01 通販支援
セイノーHDが地区宅便を買収、ラストワンマイルのネットワークを強化
西濃運輸を傘下に持つセイノーホールディングス=HD(株)はこのほど、メール便事業などを手がける(株)地区宅便の株式100%を取得することで合意したと発表した。地区宅便は1日付で完全子会社となる。ラストワンマイル配送のネットワーク強化が狙いだ。

宅配貨物のサイズは縮小傾向、メール便のパイオニアを買収
地区宅便は東京都内に本社を構えるほか、埼玉県・千葉県・北海道にも支店を持つ老舗のメール便・ポスティング会社だ。1980年に設立以来、メール便事業のパイオニアとして、独自の商品追跡管理システムを導入するなど業界をリード。長年培ったノウハウで、ラストワンマイルの配送ネットワークを構築し、顧客満足度の高いサービスを提供している。
今回のグループ入りは、セイノーHDの中期経営計画「Connecting our values」における取り組みの一環で、ラストワンマイルのネットワーク強化が目的。地区宅便は、セイノーグループ入りする1日以降も社名は維持する。
セイノーHDによると、日本のEC化率は年々増加しており、利用顧客は商品をアイテム購入することで注文頻度が増え、宅配貨物のサイズは小さくなってきている傾向にある。
社会課題解決型ラストワンマイルO.P.P.の構築を推進
こうした背景から、地区宅便が持つラストワンマイルのネットワークとセイノーHDが持つ幹線ネットワークを組み合わせることで、時代に即した新たな配送ネットワークの構築に取り組んでいきたい考えだ。
セイノーHDは「価値創造」を使命とし、ユーザーの繁栄を基軸に、日本全体の効率化を意識したプラットフォームを構築するため、オープンニュートラルな関係で業界内外において手を取り合い、ユーザーにより良い最適なサービスを提供する「オープン・パブリック・プラットフォーム構築(O.P.P.)」を具現化させることをグループの全体戦略としている。
ラストワンマイル領域においては、生活様式の変化や構造変化に対応するとともに、買い物弱者対策、貧困家庭対策などの社会課題解決型ラストワンマイルO.P.P.の構築を積極的に推進、拡大していきたいとしている。
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