2022.08.05 調査・統計
フィッシング報告件数、前月1万9698件増加…クレカ利用確認型が多数
フィッシング対策協議会が3日公開した『7月のフィッシング報告(海外を含む)』によると、報告件数は前月から1万9698件増加し、10万7948件となった。これに伴って、フィッシングサイトのURL件数も前月より2万1971件増え、4万9188件となった。

クレカの利用確認を装うフィッシングの報告が全体の約半数に
寄せられた情報によると、「クレジットカードの利用確認を装うフィッシング」の報告が報告数全体の47.6%と非常に増えており、誘導元フィッシングメールが確認されている8ブランドのうち、特にVISA、マスターカード、JCBをかたるメール文面が多く報告されている。
次いで報告数が多いAmazon、三井住友カードをかたるフィッシングの報告を合わせると、全体の73.2%を占める。また、1000 件以上の大量の報告を受領したブランドは15ブランドあり、これらで全体の92.75を占めた。
分野別では、クレジット・信販系は報告数全体の67.6%、EC系17.0%、オンラインサービス系5.6%、交通系4.7%、金融系2.2%、放送系2.1%となった。フィッシングに悪用されたブランドは86ブランド。クレジット・信販系が25ランド、ISPやホスティング事業者、メールサービスについては17ブランド、金融系ブランドは8ブランドとなっていた。
SMS誘導型のフィッシングは宅配便の不在通知やECモールを騙るものなども
ショートメッセージ (SMS) から誘導されるフィッシングについては、宅配便関連の不在通知を装う文面から Apple をかたるフィッシングサイトへ誘導されるタイプや、モバイルキャリア、Amazon、Yahoo! JAPAN をかたる文面のものが報告された。
不正なアプリ (マルウェアなど) のインストールへ誘導するSMSについては、au (KDDI)、日本郵便 (宅配便関連の通知) を装うものの報告が続いている。Android スマートフォンを利用している場合は、日頃からGoogle Playプロテクトや正規のウイルス対策アプリなどで不正なアプリ(マルウェアなど)をインストールしていないか確認が必要としている。
クレカ利用確認型のフィッシングURLは全体の8割に
フィッシングURL数については、6月と比較して約 1.8倍と急増。特に「クレジットカードの利用確認を装うフィッシング」関連のURLは大量のドメインとサブドメインを組みあわせており、フィッシングサイトのURL件数全体の79.8%を占めた。URLは違っても同一のIPアドレスのフィッシングサイトへ誘導されることが多く、稼働を確認できたURLに割り当てられたIPアドレス数はURL数の1%以下だった。またTLD別では.co 41.6%、.top 27.7%、.cn 9.4%、.tt 4.9%、.shop 3.1%、.xyz 3.1%、.com 2.2%となった。
フィッシング以外では、ビットコインを要求する脅迫メール(セクストーションメール)の報告が続いている。このようなメールは過去に漏えいした情報をもとに送られているケースも確認されているため、長くパスワードを変更していないサービスがある場合は、パスワード変更を行い、パスワードを使いまわししないよう、注意を呼びかけている。
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