2022.06.28 行政情報
消費者庁が新井長官の新体制へ、「デジタル担当参事官」のポスト新設も
消費者庁は7月1日付で長官に新井ゆたか氏(農林水産省農林水産審議官)、6月28日付で黒田岳士氏(内閣府大臣官房政策立案総括審議官)が次長に就任し、新体制がスタートする。政策立案総括審議官や食品表示企画課長などの異動も行った。今夏には「デジタル担当参事官」のポストを新設し、デジタル分野の消費者行政をテコ入れする。

新長官の新井ゆたか氏
新長官の新井ゆたか氏
長官に初の農水官僚
新長官の新井氏は1987年、農林水産省に入省。消費・安全局表示・規格課長、総合食料局食品産業企画課長、食料産業局産業連携課長などを歴任した。18年に食品産業局長、翌年には消費・安全局長に。昨年7月から農林水産審議官を務めた。
長官に農水官僚が就くのは初めて。新井氏は食品産業や食品安全など、消費者行政と親和性のある分野を経験してきたことから、その手腕が注目されそうだ。
28日付で事務方トップの次長に就任する黒田氏は、1989年経済企画庁に入庁。消費者庁政策調整課長、消費者庁参事官などを経て、昨年9月から内閣府大臣官房政策立案総括審議官を務めた。
食品表示企画課長に清水正雄氏
次長に就任した黒田岳士氏
28日付の異動で、消費者庁政策立案総括審議官に片岡進氏(消費者庁審議官)が就任する。審議官には植田広信氏(消費者庁総務課長)、依田学氏(水産庁漁政部漁政課長)、相本浩志氏(農林水産省九州農政局次長)がそれぞれ就く。
相本氏は消費者庁が設立された2009年9月、食品表示を一元的に所管する食品表示課長(現・食品表示企画課長)に就任。発足時から食品表示の担当課長は、農水官僚のポストとなっている。
その食品表示企画課長も28日付で異動となる。清水正雄氏(農林水産省消費・安全局消費者行政・食育課長)が就く。
「デジタル担当参事官」は取引DPF消費者保護法などに対応
消費者庁は今夏に「デジタル担当参事官」を新設する。参事官は課長級ポスト。
デジタル化の進展に伴って、消費者相談の在り方の見直し、消費者被害の多様化といった課題が浮上。消費者庁では、デジタル関連の消費者問題への対応を強化する考えだ。「取引デジタルプラットフォーム(DPF)消費者保護法のほか、消費生活相談のDX化をはじめ、庁内のデジタル化について担当してもらう予定」(伊藤長官)という。
(木村 祐作)
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