2022.05.13 通販会社
オイシックス通期決算、純利益45%減…物流センター移転トラブルなどで
宅配事業のオイシックス・ラ・大地(株)が12日発表した2022年3月期(21年4月~22年3月)連結決算は、売上高が前期比13.4%増の1134億7600万円、営業利益が同44.1%減の41億7100万円、純利益は同45.6%減の27億2700万円となった。

Oisix新物流センターへの移転トラブルで10億円の売上が減少
1月のOisix新物流センターへの移転トラブルによる売上減は、2月時の見通し15億円減より少なく、約10億円の売上減で着地。Oisixを中心に会員数は期初見通しを上回って進捗し、売上は高水準の成長率を達成した。「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の主要3事業の売上増は約87億円(会員増影響が約130億円、ARPU減影響が約43億円)だった。
コロナ禍で、イレギュラーにARPUが伸長した前期と比べて減益となった。移転トラブルの影響による約13億円の利益減を除くと、順調な増益基調だった。宅配3事業の利益増は約17億円(会員増影響が約26億円、ARPU減影響が9億円)となった。
Oisix・大地を守る会・らでぃっしゅぼーやはそれぞれ減収減益
「Oisix」の売上高は前期比17.4%増の585億4600万円、セグメント利益は同21.7%減の70億3600万円。新物流センターへの移転トラブルで、売上高の逸失影響と費用の増加が発生し、セグメント利益に影響が出た。会員数は、前期末の30万8889人から34万6083人と約3万7000人増加した。
「大地を守る会」は、売上高が前期比 5.3%減の132億4000万円、セグメント利益は同5.5%減の22億7000万円。会員数は、前期末の4万5307人から、4万5534人と微増。「らでぃっしゅぼーや」の売上高は前期比1.5%減の174億3200万円、セグメント利益は同19.7%減の24億2900万円となった。上期を中心に新規会員獲得が好調に推移し、前期末の6万2751人から、6万5093人に増加した。
米のヴィーガン特化のミールキット宅配「Purple Carrot」が好調
米国で、ヴィーガンに特化したミールキットの宅配事業を展開するPurple Carrotは、売上高 が前期比17.3%増の102億800万円、セグメント利益は同53.4%増の3億8700万円。行動制限の解除や経済活動の再開で、消費者の購買動向が実小売店舗に戻っている影響を受け、会員数は前期末比で減少したが減少幅は限定的で、売上高、利益ともに増加した。
23年3月期の通期業績予想については、売上高が前期比5.7%増の1200億円、営業利益が同7.9%増の45億円、純利益は同8.3%減の25億円を見込んだ。既存サービスの磨き上げや、「パッとOisix」などの新しい提供価値の創出、サービス全体をサステナビリティへシフトさせるなど、独自の価値提案を強化。収益力強化についても、物流工程の業務効率化や、フードレスキューセンターの稼働による原価削減の取組みを実行したいとしている。
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