2022.05.11 通販会社
ファンケル通期決算は減収減益、不織布マスク販売の反動減などで
(株)ファンケルが10日発表した2022年3月期(21年4月~22年3月)連結決算は、売上高が前期比1.1%減の1039億9200万円、営業利益が同15.6%減の97億7100万円、純利益は同7.4%減の74億2100万円となった。

化粧品事業は店舗販売が苦戦
売上高は、栄養補助食品関連事業が増収となったが、化粧品事業に加えて前期に販売した不織布マスクの反動減などで、全体では減収となった。営業利益は売上総利益の減少に加え、主力商品のリニューアルに伴う広告費の増加などで減収となった。第3四半期以降にはリニューアル品や新製品が出そろい、一定の成果が出ている。
化粧品関連事業の売上高は前期比0.7%減の588億900万円、営業利益は同4.7%減の75億8100万円。売上高の内訳は、通信販売が同0.7%減の304億5900万円で、構成比は51.8%。店舗販売は同4.8%減の132億1300万円で、22.5%、卸販売他が同11.0%増の83億3900万円で、14.2%、海外が同5.0%減の67億9700万円で、11.5%だった。
ブランド別では、ファンケル化粧品の売上高が前期比3.2%減の427億5800万円で、構成比は72.7%。リニューアルした「エンリッチプラス」や「マイルドクレンジングオイル」などが好調に推移したが、メイクやスペシャルケア製品などが振るわなかった。
アテニアの売上高は前期比14.3%増の137億9700万円で、構成比は23.5%。21年4月に発売した基礎スキンケア「ドレススノー」などの好調と、中国向け越境ECが寄与した。bosciaはリアル店舗向けの卸販売が振るわず、同48.5%減の11億6100万円となった。
栄養補助食品関連事業の売上高は1.6%増、海外が48%増と好調
栄養補助食品関連事業は、売上高が前期比1.6%増の384億7100万円、営業利益は同22.6%減の39億200万円。チャネル別の売上高は、通信販売が同2.3%増の173億3000万円で、構成比は45.1%。店舗販売は同7.3%増の65億8600万円で、17.1%。卸販売他が同14.9%減の98億9800万円で、25.7%。海外は同48.5%増の46億5500万円で、12.1%だった。
製品面では、「内脂サポート」や「カロリミット」が前年を下回ったが、「年代別サプリメント」が海外を中心に大幅に伸長し、増収となった。
次期業績は増収増益と予想
「発芽米」「青汁」などを取り扱う、その他関連事業の売上高は前期比16.9%減の67億1000万円、営業損失は2500万円(前期は2億2400万円の営業利益)となった。
これらの結果を踏まえ、23年3月期の通期業績については、売上高が前期比6.7%増の1110億円、営業利益が同13.6%増の111億円、純利益は同3.8%増の77億円を見込んだ。コロナ禍で生じた「不」の解消を図るとともに、社会環境の変化に即応し、国内の基盤強化、グローバル展開の加速を実現させたいとしている。
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