2022.04.18 通販会社
三陽商会決算は営業損失10億円、事業構造改革で赤字を大幅縮小
(株)三陽商会がこのほど発表した2022年2月期(21年3月~22年2月)連結決算は、売上高が前期比1.9%増の386億4200万円、営業損失が10億5800万円(前期は89億1300の営業損失)、純利益は6億6100万円(同49億8800万円の純損失)となった。

コロナ感染の長期化で百貨店を中心に売上低迷
コロナ禍の拡大・長期化で、主販路の百貨店を中心に売上は低迷した。秋以降は集客が徐々に回復し、実店舗を中心に秋冬商材が順調に稼働。10月~12月は計画通りに推移したが、年明けからの再度の商況悪化で、1月~2月は大幅に下振れ。結果として、売上高は計画未達成に終わり、前期比で微増となった。
一方で、事業構造改革は順調に進捗。売上総利益率は仕入原価低減、在庫管理の強化、実店舗とEC双方のプロパー販売体制強化などで、ほぼ目標通りの水準を維持。累計で48.0%と前年に対して9.7%改善した。
販売費と一般管理費の削減についても想定以上に進捗したが、売上高の計画未達による売上総利益の減少を補うことが出来ず、営業損益については前期比で大幅な改善となったものの、黒字化は未達成に終わった。一方、当期純利益については、特別利益の計上もあって黒字を確保することができた。
EC・通販の売上実績は11%減の72億円、次期業績は黒字化を予想
EC・通販の売上実績は前期比11%減の72億6100万円。前々期比では3%増となり、構成比は19%となった。減収となったが、プロパー販売比率および粗利率は大幅に改善した。
品種別売上高は、紳士服・洋品が142億6700万円で構成比は36.9%、婦人服・洋品が198億4800万円で51.4%、服飾品ほかが45億2600万円で11.7%となった。
中期経営計画の初年度となる23年2月期の通期業績予想は、売上高が560億円、営業利益は12億円、純利益は9億円を見込んだ。21年2月期から2か年の「再生プラン」で実行してきた事業構造改革施策を継続推進する。経営計画最終年度の25年2月期は、売上高625億円、売上総利益率63%、販管費率56%、営業利益率7%を数値目標としている。
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