2022.04.11 通販支援
世界の家電市場は堅調、先進国の安定需要や新興国の需要増で
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済がこのほど発表した『家電製品の世界市場調査』のまとめによると、半導体不足や原材料価格の急騰、輸送コストの上昇など、取り巻く環境は不透明だが、先進国の安定した需要や新興国の需要増加を背景に、堅調な拡大が期待されるとした。2021年の実績から、22年見込みと26年の予測値を示した。

22年の世界家電市場規模、「洗濯機」は4.5%減・「冷蔵庫」は1.9%減
調査は21年11月~22年2月。衣住関連8品目、調理関連13品目、空調/給湯関連9品目、美容/健康関連10品目の、国・地域別生産・販売動向の現状を分析し、予想した。
それによると、「洗濯機」の22年市場は、21年が中国の需要増にけん引されて好調だった反動で落ち込むとみられることから、21年比4.5%減の1億1724万台を見込んだ。先進国を中心に市場は成熟しているが、今後は比較的普及率が低いインドやベトナムをはじめとした東南アジアなどで需要増が期待される。26年は21年比1.1%減の1億2138万台を予測した。
「冷蔵庫」は、中国やインド、北米で好調だったことから、21年の市場は前年比5.7%増。22年見込みは同1.9%減となる1億2400万台とした。26年は、21年比2.2%増を予測し、1億2919万台。こちらも、インドやベトナムなどでの堅調な伸びを予想した。世界生産の5割を中国が占めるが、メキシコでは米国で高いシェアを持つ韓国メーカーが生産を拡大させている。
「ルームエアコン」の22年市場規模は0.8%増に
また、「ルームエアコン」の22年市場は、前年比0.8%増の1億6611万台、26年は21年比で5.4%増の1億7366万台を予測した。21年は中国、米国で大きく伸びたが、日本は前年が好調だった反動で5%弱の縮小。22年以降は新興国の伸びが期待され、ベトナムをはじめとした東南アジアやインド、中南米が市場拡大をけん引すると予想される。
同社は「注目市場」として、「ロボット掃除機」「美顔器」「浄水器」を挙げている。いずれも経済活動の正常化に伴い、新興国を中心に市場の拡大が見込まれる。「ロボット掃除機」の22年見込みは前年比4.2%増の1773万台、26年は21年比18.3%増の2013万台。高額商品を中心に購入促進が続き、今後も中国や北米、欧州などを中心に市場拡大が期待される。
「美顔器」や「洗浄機」などが増加へ
「美顔器」は、22年が前年比4,4%増の4833万台を見込み、26年は21年比34.4%増の6223万台になると予測。需要の中心エリアは中国、欧州、北米で、巣ごもり需要を受けた製品として注目を集め、EC販売が好調だ。日本でも安定した需要がみられ、メーカーが新たな生活習慣に対応した製品開発を進めており、今後も各エリアで需要増が見込まれている。
「浄水器」は、22年見込みが前年比4.3%増の1億897万台、26年は21年比22.5%増の1億2796万台と予測した。中国やインド、東南アジアの伸びが拡大をけん引。設置工事が不要で、ECで購入しやすい蛇口直結型が伸びている。日本でも、コロナ禍を受けた健康意識の高まりや自宅での調理機会の増加を背景に、買い替え・新規ともに堅調だ。
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