2022.03.08 通販会社
RNA肌型から自分に合う化粧品を選択…花王、@cosmeで新サービス提供へ
花王(株)は7日、自社の皮脂RNAモニタリング技術を応用し、(株)アイスタイルとRNA肌型から化粧品を効率的に選択できる仕組みを開発する共同の取り組みを開始すると発表した。

自分に合わない化粧品の購入による商品廃棄を削減へ
この春から、アイスタイルが運営する「@cosme」サイトで、承諾を得られた会員の皮脂RNAの収集を開始。RNA肌型と選ばれる化粧品の傾向を解析し、効率的な化粧品選択に向けた1万人規模でのデータベース構築に取り組む。
これにより、自分の肌に合う化粧品との出会いを創出し、顧客満足をさらに高めると同時に、将来的には、業界の課題でもあった需給バランスのアンマッチなどによる商品廃棄を削減する一助となることをめざす。
化粧品は幅広いターゲットに対して大量に生産される一方、個に対応して開発・製造する技術も進化している。多種多様な化粧品とその情報であふれかえっている中、結果として「自分に合う」化粧品に出会うことは、逆に難しくなっているかも知れない。
「@cosme」は、日本最大の化粧品・美容の総合サイトで、投稿されるリアルな化粧品クチコミ評価を参考に、化粧品を選ぶ方が数多くいる。しかし、同じ商品でも評価が極端に分かれることがあり、理由のひとつは個人で異なる体や肌の特徴に起因すると考えられる。
あぶら取りフィルムで顔の皮脂を採取→皮脂RNAを抽出し解析
花王は、あぶら取りフィルムで顔の皮脂を採取し、そこから皮脂RNAを抽出して網羅的に解析する「皮脂RNAモニタリング」の技術を持つ。ここで得られる数千種の皮脂RNAの情報から、似たRNA特徴を持つ肌をグルーピングする(RNA肌型)という検討を行なってきた。両社のデータと知見の融合で新しい価値を生み出し、顧客や業界の課題に貢献することをめざして、共同の取り組みを開始する。
23年末までを目標にデータベースを構築
得られた皮脂RNAからRNA肌型によってグルーピングし、実際に投稿された化粧品クチコミ評価と掛け合わせることで、好まれる化粧品との関連性を検討。23年末までを目標にデータベースの構築をめざす。
RNA肌型という1つの客観的な指標を用いることで、化粧品の選択が効率的にできるようになると、自分の肌に合う化粧品との出会いが生まれ、顧客満足がさらに高まる。同時に、業界の課題でもあった需給バランスのアンマッチなどによる商品廃棄を削減する一助となることが期待される。将来的に両社は、得られたデータベースを、利用者がより客観的な視点で化粧品を探すことができるようなサービスと商品開発に生かしていく予定でいる。
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