2021.12.17 通販会社
アスクル2Qは過去最高の業績に、在庫適正化で品切れ率が3割減
アスクル(株)が16日発表した2022年5月期第2四半期(5月21日~21年11月20日)連結決算は、売上高が前年同期比1.3%増の2090億3800万円、営業利益が同13.0%増の66億9600万円、純利益は同31.6%増の45億4600万円となった。

Eコマース事業の売上は0.9%増、営業利益は1.8%増
ほぼ計画通りの着地となり、売上高、利益面とも第1四半期に続き、過去最高を更新した。同社グループは22年5月期を、中期経営計画(22年5月期~25年5月期)実現に向けた足固めの年として位置付け、営業利益を確保しながら積極的に設備投資を実行している。
主力分野であるeコマース事業のBtoB事業は、eコマース市場拡大を機会と捉え、取扱い商材数の拡大や新WEBサイトの構築など、中期経営計画の実現に向け着実に事業を推進。BtoC事業の「LOHACO」は、Zホールディングス(株)と連携した新本店の機能追加により成長が回復。23年5月期の営業利益黒字化に向け、下期はさらなる収益改善を見込む。
eコマース事業の売上高は、前年同期比0.9%増の2044億1300万円、営業利益は同1.8%増の67億5200万円となった。うち、BtoB事業の売上高は、同0.4%増の1695億9400万円となり、堅調に推移した。
コロナ対策商品の特需減少も生活用品やMRO商材が伸張
手指消毒液やマスクなどのコロナ禍対策商品の特需の減少や、オフィス用品需要の低迷があったものの、さまざまな仕事場で利用される飲料などの生活用品商材、eコマース需要の増加による梱包資材などのMRO商材、品揃え強化に注力するロングテール商材などの売上高が伸長したことから、増収となった。
BtoBプラットフォーム改革として、eコマースの最大コストである配送コスト削減への取り組みが進展。在庫量適正化による品切れ率は前年同期比3割減に改善した。12月からは、産学連携によるAIを活用した在庫配置最適化への実証実験を開始している。
BtoC事業では、6月に「LOHACO本店」をヤフー(株)が提供するシステム基盤に移行し、 新本店としてリニューアルオープン。集客、サイト基盤、決済をはじめとしたZホールディングスグループの基盤を活用することで、顧客拡大とコスト削減を実現し、強みであるオリジナル商品、物流、顧客とのコミュニケーションに一層資源を集中させ、さらなる成長を進めている。
「LOHACO」の売上高は3.6%増の265億7100万円
累計期間では、リニューアルした「LOHACO本店」の機能改善を進めるとともに、ソフトバンク(株)、ヤフーと連携した大型販促を実施。この結果、「LOHACO」の売上高は、前年同期比3.6%増の265億7100万円、BtoC事業合計で同3.2%増の348億1900万円となった。
ロジスティクス事業は、売上高が前年同期比23.4%増の42億2400万円、営業損失は7800万円 (前年同期は7億4200万円の営業損失)となった。ASKUL LOGIST(株)の同社グループ外の物流業務受託の拡大により、売上高が増加。物流業務受託の準備期間に係る物流センター賃料などの費用負担が減少したことから、営業損益は大幅に改善している。
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