2021.12.07 通販支援
ドローンで医薬品を配送、ヤマト運輸と岡山県和気町などが実証実験
ヤマト運輸(株)と岡山県和気町は6日、ティーエスアルフレッサ(株)、(株)NTTドコモと連携し、持続的な医薬品輸送ネットワークの構築に向け、地域の医療機関が必要としている医療商材や個人宅までの処方薬などの輸送に役立てる目的で、無人航空機(ドローン)の経済的実現性を検証する実証実験を開始した。

赤磐吉井センターから医療機関(渋藤医院)への輸送
赤磐吉井センターから医療機関(渋藤医院)への輸送
実証実験では合計18kmを飛行して医薬品を配送
人口約1万4200人、5200世帯余の和気町は、岡山県の東南部に位置し、吉備高原から連なる標高200~400mの山々に囲まれた中山間地域。ここに同日、ドローンが飛んだ。
少子高齢化に伴う深刻な人口減少問題を抱え、地域医療体制の維持や地域間格差解消の可能性を高めたいと、医療用医薬品などの商品を医薬品卸・ティーエスアルフレッサの物流拠点からヤマト運輸が集荷し、同社の赤磐吉井センターから渋藤医院までの10.3km、さらにオンライン診療・服薬指導後の処方薬を林薬局から患者宅までの7.7km間を飛行した。
地図データ©2021 Google
将来的には複数の温度帯の医薬品輸送や宅急便の配送にドローンを活用
今後、2022年1月末日まで、延べ12日間の実験を行い、2月以降は第2フェーズとして、ドローンポートを使わずに個人宅へ離着陸する技術検証と、ドローン運行の内製化検証を試みる。また、都市部でもドローンの社会実装に向けた取り組みを進め、将来的には複数の温度帯の医薬品輸送や宅急便の配送など、ドローンの活用を広げていくことをめざす。
ドコモは、地域医療における課題解決のため、オンライン診療やオンライン服薬指導、ドローンによる医薬品配送の連携による新しい地域医療のDXモデル確立・推進をめざしており、その取り組みの一環として、今回の実験に参画している。
持続可能な医薬品ネットワークの構築へ
「住民が安心して快適に住み続けることができる地域の構築に向け、実験の成功、そして、早期のサービス実用化に期待したい」と、同町の草加信義町長。
ヤマト運輸は、個々では解決が難しい問題でも、自治体と病院、調剤薬局、医薬品卸、通信・ネットワーク事業会社と一緒に取り組み、新たな輸送モードであるドローンを活用することで、地域における持続可能な医薬品ネットワークの構築をめざしたいとしている。
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