2021.12.03 通販会社
21年度「IT賞」、アスクルが最優秀賞・楽天は2部門で受賞
(公社)企業情報化協会(IT協会)は2日、「2021年度(第39回)IT賞」の受賞企業を発表した。通販業界からは、アスクル(株)が「IT最優秀賞」に選出されたほか、楽天グループ(株)が「IT賞」「IT奨励賞」の2部門で受賞。ほかにも、理研ビタミン(株)が「IT賞」、(株)ベネッセホールディングス、(株)ニコンシステムが「IT奨励賞」を受けた。

アスクルは「DX推進の比類なき先行事例」という位置付けに
「IT賞」は、「IT活用した経営革新」に顕著な努力を払い、優れた成果をあげた企業・団体に対し、IT協会が授与している表彰制度。今年度は、「IT最優秀賞」に2件、「IT賞」に15件、「IT奨励賞」に17件を選んだ。表彰式典は22年2月3、4 日に都内で開催する「第37回IT戦略総合大会」の場で行われる。
「IT最優秀賞(トランスフォーメーション領域)」となったアスクルは、「パーパス・ドリブン経営を実現するデジタルトランスフォーメーション(DX)」が評価された。社会全体のDX推進も意識した活動を展開するなど、「DX推進の比類なき先行事例」と位置付けられた。
テクノロジーを最大限活用できる組織・風土への転換、データドリブンな意思決定を支えるプラットフォームの構築、個々の機能の進化を促すとともに学術機関やパートナー企業とのコラボレーション、積極的な新技術の導入などを実践。柔軟に対応できる企業への変革を加速し、全方位的な実践によるパーパスの体現を図ってきた。
楽天、独自のデータ分析ロジックで精度の高い需要予測を実現
楽天が受賞した「IT賞(顧客・事業機能領域)」は、IT活用によって顧客に対するサービスや機能の革新を図り、他の範例となる優れた取組に対して贈られる賞だ。
楽天独自のデータ分析ロジックで精度の高い需要予測を実現した価格と在庫の最適化AIプラットフォーム」を開発。価格設定や適正在庫のシミュレーションを通じて「楽天市場」の出店店舗に最適な提案を行うだけでなく、事業者が自ら定める運営戦略に基づいた予測やシミュレーションを行うことを可能にした。
「IT奨励賞(在宅勤務支援の「ためののぞき見サービス)」は、テレワーク環境下に対応した顔検知モデルの活用で、コロナ禍によるリスク対策と経済活動を両立させる取り組みへの成果と、将来性・発展性が評価された。
理研ビタミンは「マネジメント領域」で、「製造担当者のデジタル人材化によるDX推進の基盤構築」、ベネッセも同じ領域で「営業日報に基づく、営業スキル測定技術および育成プログラムの構築」、ニコンシステムは「ニューノーマルへの対応領域」で、「ファッションEコマースのDX~SAI SOONサービス(アパレル業界向けのECバックヤード支援システム)がもたらすEコマース変革」の活動と成果がそれそれ評価を受けた。
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