2021.12.01 調査・統計
「ふるさと納税」の認知率は9割超、「寄付した」人は36%に
楽天インサイト(株)が11月30日に発表した『ふるさと納税に関する調査』のまとめによると、返礼品を受け取ることができる「ふるさと納税」の認知率は9割以上。今年、「寄付した(する予定を含む)」人は3割半ばとなり、昨年に比べて約10ポイント上回っていた。

今年度の返礼品を受け取ることができるふるさと納税の寄付実施状況
今年度の返礼品を受け取ることができるふるさと納税の寄付実施状況
返礼品を受け取れるふるさと納税で「寄付した」は36.4%に
調査は10月28日~11月1日。全国の20~69歳の男女1000人に、制度の認知や実施状況、寄付をした人には返礼品のジャンルなど、していない人にはその理由などを聞いた。
返礼品を受け取ることができるふるさと納税を通じた寄付と、災害復興支援などを目的とし、返礼品がないふるさと納税を通じた寄付についての認知度は、「返礼品あり」が91.3%で、「返礼品なし」は52.0%となり、約40ポイントの差がつく結果となった。
返礼品を受け取ることができるふるさと納税で、「寄付した」は36.4%となった。昨年は27.5%で、約10ポイント上回っており、活況となる可能性がある。「寄付した」は、男女ともに20、30、40代で4割を超え、特に男性20、30代では5割を超えていた。
今年受け取った返礼品のカテゴリ1位は「精肉・肉加工品」
ふるさと納税を通じて寄付をした(またはする予定の)理由
今年または昨年、ふるさと納税を通じて寄付をした人の理由は、「地域の食材や工芸品などの産品に興味がある」(48.4%)、「税金の使い道を指定することができる」(33.3%)に続き、「気軽に旅行に行けないため地域の産品で旅行気分を味わいたい」(17.8%)が3位だった。コロナ禍がふるさと納税の実施に影響を与えている可能性がうかがえた。
今年受け取った(受け取る予定の)返礼品のカテゴリは、「精肉・肉加工品」(53.6%)、「魚介類・水産加工品」(45.2%)、「フルーツ・果物」(34.3%)がトップ3だった。昨年と比較すると「精肉・肉加工品」が6.2ポイント減少し、「魚介類・水産加工品」は5.4ポイント増加していた。
ふるさと納税を通じて寄付をした金額は、控除上限額(自己負担額が2000円を超えずに寄付できる金額)に対して「9割以上~上限額未満」が34.5%で最も多く、次いで「8割程度」が23.5%となった。
今年受け取った返礼品(または受け取る予定の返礼品)のカテゴリ
寄付した自治体は「ゆかりのない自治体」が64%で1位に
寄付をした自治体と自身の関係については、「ゆかりのない自治体」が64.5%、「住んだことはないが、旅行などで訪れた自治体」が24.0%、「出身地」が14.2%となった。年代別でみると、50代では「出身地」が25.5%で全体より10ポイント以上高かった。
今年または昨年、ふるさと納税を通じて寄付をしなかった人にその理由を聴取したところ、「そもそも興味がない」(29.0%)を除くと、「確定申告やワンストップ特例制度のやり方が分からない」(24.6%)が最も多く、「一時的な出費が大きい」(19.9%)が続いていた。
ふるさと納税に改善を希望することでは、「ワンストップ申請の手続きが分かりやすいこと」(26.8%)、「返礼品の種類がさらに増えること」(25.0%)、「少額の寄付が可能になること」(25.0%)が続いていた。
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