2021.11.26 行政情報
「高島屋」のロゴを悪用、偽百貨店通販サイトの消費者相談が急増
百貨店をかたる偽通販サイトに関する消費者相談が急増していることを受けて、(独)国民生活センターは25日、消費者に向けて十分に注意するとともに、誤って偽通販サイトを利用しないように呼びかけた。

高島屋をかたる偽通販サイトの事例(国民生活センターの発表資料より)
高島屋をかたる偽通販サイトの事例(国民生活センターの発表資料より)
「高島屋」のロゴマークを悪用
SNS上などの広告で、大手百貨店が運営する免税店や支店の閉店を理由に、高級ブランド品を格安で販売するとうたって、偽通販サイトへ誘導するという手口が横行している。
偽通販サイトでは「高島屋」など大手百貨店のロゴマークを表示し、公式通販サイトのように見せかけている。販売商品は高級ブランドのバッグ、時計、財布など。通常価格の8~9割引きで販売しているが、偽造品の可能性も大きい。
偽通販サイト上で氏名・住所・電話番号・メールアドレスを入力して注文すると、宅配業者が商品を配送。支払い方法は代金引換を指定する傾向がある。
SNS上の広告例(国民生活センターの発表資料より)
9月以降に消費者相談件数が急増
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に寄せられた消費者相談は、今年4月~9月の半年間で約800件に上る。特に9月は前月の2倍以上と急増している。
同センターによると、相談者(契約当事者)は女性が7割、男性が3割を占める。年代別で見ると、50代が全体の44%で最も多く、60代が29%、40代が13%など。実際に購入代金を支払った被害事例も報告されている。
取材に対し、同センターは「4月から9月までの約800件の消費者相談のうち、高島屋に関するものが約600件を占めた。10月以降は高島屋以外の百貨店に関する相談が増えている」(相談情報部)と説明。また、「消費者相談件数が急増している原因はわからない。(偽通販サイトの)運営者も特定できていない」と話す。
現在、同センターの依頼で複数のSNS運営事業者が、不審な広告を削除するといった対応に乗り出しているという。
高級ブランド品の大幅値引きは偽通販サイトの特徴
同センターは消費者に向けて、百貨店が通販サイトで高級ブランド品を大幅値引きによって販売することは通常なく、偽通販サイトの可能性が高いとアドバイス。
ただし、「偽通販サイトを見分けるには、本物のサイトと見比べるしかない」(同)ことから、通販サイトを十分に確認し、少しでも怪しいと感じたら利用しないように呼びかけている。
高島屋もホームページ上で、「当社および当社店舗名を名乗る不審なショッピングサイト・広告」に対する注意喚起を行っている。
(木村 祐作)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【楽天市場】RPP広告チェックリスト2025
-
2
【無料公開】食品EC「カオスマップ」2025 – 食品EC業界の最新動向
-
3
Amazon:販売数アップのためのSEOキーワード・販売戦略
-
4
機能性表示食品の体験談で注意すべきポイント ーひざ関節商材の事例で考えるー
-
5
あらためて整理!二重価格のルール 景表法の視点で読み解く正しい価格表示のポイント
ニュースランキング
-
1
ZenGroup、海外向け文房具ECでサブスクボックス「静かな雨」を発売
-
2
CBN製品、6月1日から取り締まり…精神毒性が懸念されるなか、今もECモールで販売中
-
3
【5月30日9時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
4
JADMA、悪質広告を指南する広告代理店・コンサルタントを問題視…消費者委員会がヒアリング
-
5
AIが「読み」「選び」「引用する」:クエリ処理の全解剖
