2021.11.04 通販会社
ポーラ・オルビス3Q、純利益453%増…「POLA」海外事業が好調
(株)ポーラ・オルビスホールディングスがこのほど発表した2021年12月期第3四半期(21年1~9月)連結決算は、売上高が前年同期比4.3%増の1311億6400万円、営業利益が同32.7%増の122億4100万円、純利益は同453.1%増の86億6100万円となった。

国内EC売上はシワ改善の「リンクルショット」を中心に高成長を維持
コロナ禍で国内店舗事業は厳しい環境だったが、基幹ブランド「POLA」の海外事業が全体をけん引。原価率の改善に伴う売上総利益増もあり、増収増益となった。国内EC売上は、シワを改善する医薬部外品「リンクルショット」を中心に高成長を継続。売上高比率は前期の24.0%から27.7%に。21~23年度の中期経営計画の最終年度には30%をめざす。
主力のビューティケア事業は、売上高が前年同期比4.5%増の1278億3400万円、営業利益が同45.7%増の122億7100万円となった。ECの堅調とともに、コロナ禍でオンラインカウンセリングの取組みを加速させ、顧客拡大・年間LTVの最大化に向けて取組んだ。海外では中国およびトラベルリテールを中心に順調に事業拡大が進み、POLAブランド全体を大きくけん引したことで、コロナ禍の影響が残る中、前年同期を上回る業績となった。
ORBISブランドは定期販売サービスの利用者が増加
ORBISブランドは、スキンケア顧客の拡大を進め、定期販売サービスの利用者が増加。海外では、アジア圏の顧客接点拡大によるブランド認知率向上に取り組んだが、海外事業での構成比の高い台湾でコロナ禍の影響が直撃。国内でも、メイク品需要の回復の遅れや新規事業への投資などにより、前年同期を下回る売上高・営業利益となった。
海外ブランドは中国・香港での営業活動が回復し、前年超過に
海外ブランドについては、Jurliqueはオフラインチャネルでの営業活動が大幅に制限されたが、豪州自社ECチャネルの売上伸長や、中国・香港での営業活動の回復により、前年同期を上回る売上高となった。また、販管費の削減に取り組んだ結果、営業損失が縮小した。
H2O PLUSブランドは、ECチャネルでの顧客拡大に取り組んだ。また、ホテル向けアメニティ事業では、ワクチンの接種拡大による観光産業の回復により出荷が拡大したことで、売上高は前年同期を上回った。費用面では、EC事業での新規顧客獲得の投資が拡大したものの、売上増による粗利の増加により営業損失は縮小した。
育成ブランドについては、DECENCIAブランドの国内EC、THREEブランドの海外、越境ECの売上成長に加え、4月に子会社化したFUJIMIブランドも加わり、前年同期を上回る売上高となった。一方で、のれんおよび商標権の償却費などの増加により、営業損失が拡大した。
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