2021.10.22 通販会社
英会話教材「スピードラーニング」が事業終了、DX対応の遅れが影響か
聞き流すだけで習得できるとして話題になった月額制の英会話教材『スピードラーニング』の販売が、すでに終了していたことが分かった。事業を手がける(株)エスプリライン(埼玉県川越市)の公式サイトは9月1日付で、スピードラーニング事業の終了を伝えている。

半年前から新規の配信と申し込み受付を終了
プロゴルファーの石川遼選手や女優の米倉涼子さんを起用し、テレビやラジオ、新聞などで積極的な広告展開をしてきたことでも知られるが、「事業終了のお知らせ」の半年ほど前から新規の配信と申し込み受付を終了していた。
同社は語学教育の通信販売会社で、(公社)日本通信販売協会(JADMA)の加盟会社でもある。『スピードラーニング』が主力商品で、英語のほか、中国語、韓国語、フランス語などを扱っている。発売は1989年3月。カセットテープ版とCD版を含めて300万人以上が利用したとされ、20年10月にアプリ版へ移行し、21年4月でCD版の販売を終えていた。
デジタル移行の遅れが要因か
同社は、完全移行した『スピードラーニング・デジタル(アプリ版/WEB版)』のコンテンツ配信終了の理由を明らかにしていないが、過多な広告宣伝費や英語教材という競合商品の多さとともに、メイン商材を長く通信販売だけで取り扱ってきたことから、デジタルへの移行の遅れを指摘する向きもある。
埼玉県に拠点を置いていることから、同社は過去に、県内の自治体の窓口対応に特化した英会話教材の開発や、サッカー・Jリーグの浦和レッズに、審判との会話や試合中に想定される英語のフレーズを収録した教材を制作したこともある。また、地元・川越の商店街用に「おもてなし英会話」の専用教材を開発し、店舗に配布するなどの事業活動もあった。
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