2021.10.01 通販会社
ニトリ2Qは増収減益、外出控えが影響…オフィス家具は好調
(株)ニトリホールディングスが9月30日に発表した2022年2月期第2四半期(21年2~8月)連結決算は、売上高が前年同期比14.4%増の4145億6300万円、営業利益が同3.8%減の715億1500万円、純利益は同8.3%増の538億9100万円となった。

コロナ禍・五輪・大雨による外出控えで7・8月が苦戦
コロナ禍による度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に加え、全国的に大雨が発生した時期やオリンピック期間中などの外出控えが影響し、7月と8 月は発生売上高、買上客数、客単価とも前年同期を下回った。売上貢献が大きいアプリ会員数は、前年同期の908万人から1098万人に伸長、今期末目標を1300万人に置いている。
EC事業については、前年に売上高が特に大きく伸張していたものの、ニトリネット掲載商品に分かりやすい説明動画を添えるなど、商品の魅力を伝える取り組みが奏功。EC事業売上高は、前期比2.8%増の362億円となり、前年をさらに上回った。
アプリに新機能「コーディネートページ」を導入
また、新しい買い方の提案となるOMOの取り組みとして、アプリに新機能「コーディネートページ」を導入し、ライフスタイルに合わせた暮らしのコーディネートを案内。買上品目数と客単価向上に向け、高評価商品「みんなのイイね。」を、売り場とネットの特集ページで公開した。
中国では、前期に出店した「京東」の通販WEBサイトの本稼働や、5月にオープンした中国大手EC事業運営会社の通販WEBサイト「T-mall」への出店を開始し、積極的な事業拡大を進めている。
オフィス家具が順調に推移、Wi-Fiエアコンの販売開始
ニトリ事業の売上高は前年同期比5.3%減の3431億円、営業利益は同6.4%減の805億円となった。前年は巣ごもり需要や特別定額給付金の支給などにより売上が好調に推移していたことなどで、既存店発生売上高は前年を下回る結果となった。物流の効率化や業務の内製化により、発送配達費や業務委託費など販売費と一般管理費を抑制したことなどから、当初計画に対し営業利益は順調に推移している。
売上高は厳しい結果となったものの、 販売実績としては前年から継続する巣ごもり需要などの影響もありオフィス家具が順調に推移。ベビー用品に接触冷感機能を備えたNクールシリーズの寝具などの品揃えを拡充したほか、オリジナルの高機能Wi-Fiエアコンの取り扱いを開始するなど、新たな客層の拡大に努めた。
島忠事業は売上高728億円
物流施策では、DC拠点の最適配置と機能集約を柱とし、25年までに総額2000億円超の大規模投資を行う物流戦略プロジェクトを前期から開始。その第一歩として、新たな物流拠点となる石狩DCの建設に着手したほか、既存の大阪DCの移転や商品の発送業務を担う発送センターの機能集約を進めるなど、 国内物流拠点の再構築を進めている。
連結子会社とした島忠事業は、売上高が728億円、営業利益は21億円。既存店の島忠ホームズ宮原店(さいたま市北区)の全面改装を行い、6月に初の融合型店舗「ニトリホームズ宮原店」をオープンした。住生活の総合提案型店舗であり、ニトリグループ初の「新たなコーディネート店舗」として、豊かな暮らしを提供できる店づくりをめざしている。
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