2021.08.05 ECモール
ZHD1Q売上が過去最高、LINE統合で広告売上が大幅増…EC売上は11%増
Zホールディングス(株)がこのほど発表した2022年3月期第1四半期(21年4~6月)連結決算は、売上収益が前年同期比36.3%増の3733億5200万円、営業利益が同1.5%増の513億8500万円、四半期利益は同17.0%増の266億1700万円となった。

売上収益は第1四半期で過去最高、アスクルやZOZOも堅調
売上収益は、3月にLINE(株)を経営統合で連結子会社化したことや、広告の需要回復などにより、広告関連売上収益が大幅に伸長。また、アスクルグループと(株)ZOZOを含めたコマース事業も堅調に成長したことなどで、第1四半期では過去最高を更新した。
コマース事業の売上収益は前年同期比11.8%増の1959億7900万円で、全売上収益に占める割合は52.5%。LINEの連結子会社化と、(株)ZOZOの成長によるショッピング事業の増収に加え、アスクルBtoB事業などの増収により、売上収益は前年同期比で増加した。
EC取扱高は15.5%増の8172億円
物販ECの売上収益は前年同期比14.2%増の1600億600万円。うち、ショッピング事業が同14.6%増の748億1000万円、リユース事業が同9.3%増の140億3400万円、アスクルBtoB事業(インターネット経由)が同14.7%増の711億6100万円となった。
EC取扱高は同15.5%増の8172億円で、うち物販系取扱高は同5.7%増の6908億円となった。ショッピング事業取扱高は3808億円で、前年同期のハードルが高かった一方、プラス成長を堅持した。リユース事業取扱高は2283億円で、「ヤフオク!」の客単価向上や「PayPayフリマ」の堅調な拡大があった。
LINEを活用したソーシャルコマースなどの展開による競合との差別化を戦略・注力領域としていたが、「LINEギフト」のサービス開始以来、取扱高が急速に拡大。マーケティング活動を段階的に本格化する。「ZOZOTOWN PayPayモール店」の全商品の提供を予定しているほか、「Yahoo!ショッピング」出店ストアへの営業を強化する。
メディア事業の売上は96%増、PayPay取扱高は65%増の1兆2167億円に
メディア事業の売上収益は前年同期比 96.1%増の1484億円で、全売上収益に占める割合は39.8%。LINEの経営統合・連結子会社化に加え、広告の需要回復、プロダクト改善施策などで、広告関連売上収益が大きく増加した。特にヤフー(株)では検索広告を中心に、LINEではディスプレイ広告を中心に増加した。
戦略事業の売上収益は前年同期比35.1%増の283億円で、全売上収益に占める割合は7.6%。Fintech領域の売上が成長した。PayPay取扱高は、ユーザー数の拡大や利用頻度の増加に伴い決済回数が増加し、同65.2%増の1兆2167億円と好調に推移した。
また、ワイジェイカードクレジットカード取扱高は同23.4%増の6866億円、PayPay銀行口座数は同16.4%増の547万口座と着実に増加した。ワイジェイカード(株)は10月1日にPayPayカード(株)へ、PayPay銀行(株)は、4月5日にジャパンネット銀行(株)から商号変更した。
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