2021.07.07 通販会社
オイシックスが『Upcycle by Oisix』開始、廃棄食材を加工して商品化
食品のサブスクリプションサービスを運営するオイシックス・ラ・大地(株)は6日、これまで製造の過程で廃棄されてきた原料を、アップサイクル商品として販売する食品ロス解決サービス『Upcycle by Oisix』を、8日から開始すると発表した。環境問題対策として2020年に発表した同社の「グリーンシフト戦略」の一環で、3年以内に20億円超のマーケットをめざす。
廃棄物に付加価値をつけてアップグレード→「アップサイクル商品」として販売
アップサイクル商品は、これまで捨てられていたものに付加価値をつけ、アップグレードした商品だ。第1弾として、冷凍ブロッコリーのカット工場で花蕾をカットした後に残る茎を活用した『ここも食べられるチップス ブロッコリーの茎』、大根の漬物工場で廃棄されてきた大根の皮を使った『ここも食べられるチップス だいこんの皮』を発売する。
持続可能な社会の実現に向けて食品ロス削減意識が高まる中、同社は食品ロス削減につながる活動を積極的にすすめている。需要予測・生産・製造管理の徹底とともに、規格外の野菜を積極的にミールキット「Kit Oisix」に活用し、畑のロスを大幅に削減。流通プロセスでの廃棄は、一般的な小売企業では5~10%程度のところ、同社では0.2%に抑制。食材を使い切るKit Oisix利用で、家庭でのロスも1/3まで削減できることが明らかになっている。
第1弾はブロッコリーの茎と大根の皮が原料の『ここも食べられるチップス』
今回、食品ロス削減取組の対象を、同社のPB商品製造委託と原料仕入先約1700の提携工場に拡げ、商品製造・加工の過程で出る廃棄食材も対象にすることで、サプライチェーン全体での食品ロス削減に取り組む。『Upcycle by Oisix』は、地球と身体にやさしく、新しい食の楽しみ方を広げる食品ロス解決型ブランドとして、畑や加工現場から出た廃棄食材を活用し、より環境負荷が低く、新たな価値を加えたアップサイクル商品を開発して提供する。
第1弾として、ブロッコリーの茎と大根の皮を、サクッと揚げて食べやすいチップスに仕上げた『ここも食べられるチップス』として発売する。美味しく食べてもらえるように、廃棄食材に下処理を施して食感と甘味をコントロールし、味付けには天日塩とてんさい糖を使用。独自の製法で食感豊かなチップスに仕上げた。
『ここも食べられるチップス』で月間2トン以上のフードロス削減へ
契約工場の1つである農業生産法人・グリーンリーフ(株)では、同社商品のほか、さまざまな企業の商品製造過程で大根の皮が廃棄されていた。こうした廃棄処分見込みの素材を活用した『ここも食べられるチップス ブロッコリーの茎 30g』『ここも食べられるチップス だいこんの皮 20g』(商品本体価格は各429円)の提供で、月間約2トン以上のフードロス削減につながる見込みだ。
開始時点ではこれら2種のほか、『グラノーラ』『ドライフルーツ』など、9アイテムを販売。 取り扱うすべての食品は、地球と身体にやさしい自社オリジナルのアップサイクル商品だ。こうした開発で3年後には年間約500トン、商品製造に関わる提携先100社の食品ロス削減を実現するとともに、20億円を超えるマーケットをめざすとしている。
■『Upcycle by Oisix』
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