2021.06.23 調査・統計
24歳以下のZ世代、4割が「SNS経由からECサイトで購入経験あり」
コロナ禍で急速に進んだECシフト。キャッシュレス決済の普及、D2Cブランドの台頭、ECプラットフォームの高度化など、ECを取り巻く分野はめまぐるしく進化している。(株)TAMが22日発表した『ECにおけるユーザーの行動や認識の変化に関する調査』では、急激な動きに対応し、その流れに沿っているユーザーの姿が浮かび上がった。

直近1年のEC購入率、Z世代75%・ミレニアル世代77%・X世代85%
調査は3月15~25日。18~54歳の900人(24歳以下の「Z世代」、25~39歳の「ミレニアル世代」、40歳以上の「X世代」の3区分でそれぞれ男女150人ずつ)を対象に実施した。
急速なECシフトで、ユーザー行動に変化はあるのか――。この1年、ECショップで購入経験があるのはZ世代が75%、ミレニアル世代が77%、X世代が85%。同時に、決済時にクレジットカード情報を入力することに不安がない人は1割に留まっていた。大多数が不安を感じているのが実状だが、「仕方なくカード情報を入力する」は47%を占めていた。
Z世代の4割がSNS経由からECサイトで購入歴あり
Z世代の約4割がSNSからECショップへ遷移し、そのまま商品購入をした経験があった。この回答は、リサーチチームを驚かせたという。SNSは情報収集の手段であると同時に、ダイレクトに購入に繋がる流入口として機能していたことが明確になった。また、チャット機能を使用したことがない人は全体の約7割。しかし、Z世代男性はチャット機能への抵抗感が他の世代の男性や女性よりも薄く、相性がいいと言える。
こうした動きを見た上で、EC施策ではどんなことが考えられるのか――。大多数がECショップでのクレジット決済に情報セキュリティ面で不安を感じている実情から、購入手続き時にクレカ情報入力を求めないAmazon Pay、Apple Payなどの外部ID決済は有効だとした。さらに、「Z世代へのSNS施策は購入を想定した上で」「メーカー直販のECショップであることを印象付ける工夫」「Z世代×チャットは大きな可能性の予感」などを挙げている。
若年世代の女性はクレカ以外の電子決済に興味
それでは、ECショップの機能・サービスの評価は――。若年世代の女性には、クレカ以外の電子決済に興味を示す傾向が見られ、大多数が、あって当然と認識しているクレカ決済からニーズが移行しつつあると考えられる。Suicaや楽天Edy、キャリア決済、Amazon Pay、Apple Payなどの外部ID決済などが検討範囲に含まれる。
購入時に貯まる&使えるポイントへの評価は、各世代ともポイントがあるECショップのほうが評価は高かった。ショップから届くセールやクーポンなどのお知らせに関しては、女性はすべての世代で「なくても不満はなく、あるとうれしい」。ショップからのお知らせに使われるツールは、Z世代ではLINE、X世代ではメルマガが好まれる傾向が見られた。
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