2021.06.04 通販会社
ファンケル、「関西物流センター」を稼働…出荷能力が1.4倍に拡大
(株)ファンケルは3日、関西圏の新物流拠点となる『ファンケル 関西物流センター』を大阪府門真市に設置し、8日から稼働すると発表した。出荷能力が現状の1.4倍となり、翌日配送エリアも拡大。最新鋭の機器で省人化を図り、環境にも配慮した物流センターとなる。
20年度の出荷量は5年前との比較で30%増
同社によると、中期経営計画の「広告先行成長戦略」(2015~17年度)や、「実行 2020」(18~20 年度)により、売上が大きく伸長。新型コロナウイルスの感染拡大で通信販売の利用が増えており、20年度の出荷量は15年度と比べて約130%となった。
今後は、国内の5Gの普及などにより通信販売へのさらなる需要増が見込まれている。また、国内外で持続的な成長をめざす、新しい中期経営計画「前進 2023」(21~23年度)も今年度からスタート。国内外での積極的な事業展開を支えるインフラ基盤を整備するために関東物流センター(千葉県柏市)に次ぐ拠点を新設した。
出荷能力が1.4倍に拡大、配送費も年間2億3000万円削減に
『ファンケル 関西物流センター』は、第二京阪道路門真ICから1.2㎞、大阪メトロ長堀鶴見緑地線「門真南駅」より徒歩15分。敷地面積約1万㎡に、重量鉄骨造地上4階建て延べ床面積約1万7000㎡の倉庫と事務所を建設した。投資規模は約40億円。
出荷量が現在の3万4000件/日から約5万件/日と、能力が約1.4倍に向上するとともに、通信販売と直営店舗に出荷する「ファンケル」の荷物量の約35%と、グループ会社「アテニア」の全製品を出荷する。また、九州や四国、中国エリアの翌日配送を実現。配送費も年間約2億3000万円削減する見込みだ。
太陽光パネルが電力の約16%を負担
設備面では「パレット自動倉庫」や「ケース自動倉庫」などを導入して、入荷や保管、補充作業人員を約65%削減。製品の搬送ラインでは「ピッキングロボット」などを導入して自動化を進め、作業人員を約40%削減した。屋上全面にファンケルグループで最大規模となる太陽光パネルを設置し、使用する電力の約16%を賄う。(すべて「関東物流センター」比)。
センター内には、特例子会社「ファンケルスマイル」の分室を設置。門真市に初めて設置された特例子会社で、多様な人材が活躍する物流センターとなる。また、「見学者通路」も設置。配送する際のスタンスメッセージ「正直品質。」を体現する、細やかな気配りと工夫を直接見学できるようにした。受付開始は、コロナ禍の状況を見ながらHPで連絡するという。
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