2021.05.17 調査・統計
SNSの効果、EC事業者の52%が「実感していない」…運用人材不足が課題
(株)いつもは17日、世界中の「買い物」の今と未来を研究している自社の調査機関で情報メディア「デジタルシェルフ総研」による、「EC事業者のSNS活用実態調査」の結果を発表した。SNSで認知向上や販売促進を期待しているが、半数がその効果を実感できていない状況が浮かび上がった。

SNS活用の目的は1位「認知度向上」、活用のSNS1位は7割で「Instagram」
調査は4月6日~21日で、対象はEC事業を展開する企業〈小売業(25.9%)、卸売業(7.3%)、メーカー(45.2%)、その他(9.6%)〉に所属する205人。情報発信や集客、顧客との接点などで活用が広がるSNS利用の実態を把握し、課題などをまとめた。それによると、活用の目的(複数回答可)としては、「認知の向上(71.2%)」や「販売促進(67.8%)」が多く挙がった。ほかには「顧客対応」(11.2%)、「製品開発」(4.4%)など。最も多く活用しているSNS(複数回答可)は、「Instagram」(69.8%)、「Facebook」(58.5%)、「twitter」(50.7%)、「LINE」(30.7%)、「YouTube」(30.2%)などだった。
Q:SNSの効果として感じているものは何でしょうか?(複数回答可)
効果の1位は「アクセス増」・2位「レビュー向上」・3位「売上増」
また「効果」(複数回答可)に関する質問では、「アクセスや問い合わせが増加している」(30.4%)、「評判レビューが拡散・向上している」(21.5%)、「ECや店舗売上が増加している」(17.7%)などの一方、最多の回答は「効果を実感していない」(51.9%)だった。半数を超える声に、同社はEC事業でのSNSの位置付けが課題になっているとしている。具体的な「課題」(複数回答可)については、「運用人材の不足(51.7%)」や「投稿ネタの不足(46.0%)」「効果が見えにくい(43.7%」」「フォロワーが増えない(43.7%)」などが挙げられた。EC業務に関わる部署や人の多くに、経験や時間の不足がうかがえる結果となった。
SNSの「今後の取り組み」に関しては、「増やしていく」(51.7%)と、「現状を維持する」(46.8%)という回答で98%を超え、有効性や可能性を期待する意向の大きさが見えた。
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