2021.04.22 通販会社
ファッションEC市場は3.5兆円に…ロコンド長期ビジョンで営業利益100億へ
靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営する(株)ロコンドはこのほど、2030年度の取扱高1000億円をめざす「2030年長期ビジョン」を公表した。現在の事業や業界動向からファッションEC市場を見据え、取扱高1000億円のときの営業利益は100億円とした。
EC化率30%に拡大でファッションEC市場は約3.5兆円に
ロコンドによると、20年現在の国内ファッションEC市場のEC化率は概算で約15%。10年後の30年度は、現在の米国水準の30%前後(概算予測)まで拡大する。20年数値は19年数値と直近3年間の推移を踏まえて算出。コロナ禍の影響は除いている。30年数値は20年の米国と直近3年間の推移を踏まえて算出した。
これを基に、EC化率が30%前後まで上がった場合、30年度のEC市場規模(衣料品、靴、バッグ)は約3兆5000億円と見込んだ。長期ビジョンでは、その市場の中でシェア3%にあたる取扱高1000億円をめざす。19年度のファッション市場規模(衣料品、靴、バッグ)の概算11兆8000億円に、EC化率30%を乗じて30年度分を算出した。
20年度(206億円)まで過去5か年の取扱高CAGR(年平均成長率)は、27%の成長。以降の10か年、1000億円をめざす30年度までの取扱高CAGRは17%成長を予想。この場合の営業利益を100億円(20年度は14億円)と見込んでいる。
ロコンドの主要3事業ともに差別化ポイントを維持し取扱高拡大へ
ロコンドの主な事業は、「EC事業」とともに、「プラットフォーム事業」と「ブランド事業」。中長期的な競争でも「核」となるのはこの3事業で、現時点でどれも差別化ポイント(競争優位性)を持ち、これらを改善し続けることが、取扱高拡大の要とした。
試着できる通販=ロコンド、最大級の婦人服の品そろえの特長を生かした「EC事業」と、物流を核とするオムニ戦略基盤、EC・店舗・卸すべてのデジタル管理などで、ブランド公式ECを支援する「プラットフォーム事業」、スピード開発やYouTubeを軸とする高度な企画力により自社運営する「ブランド事業」をかみ合わせ、商品の差別化やデジタル化による効率性、物流・ITインフラの共有による高品質運営などの強化を図る。
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