2021.04.07 通販会社
ファストリ、有明本部の倉庫を撮影スタジオ・コールセンターに
株)ファーストリテイリングは6日、情報製造小売業への変革を加速化するため、「有明本部」(東京都江東区)の強化を図る方針を明らかにした。UNIQLO CITY TOKYOやジーユー本部など、各ブランドのグローバルヘッドクォーターが居を構える有明本部。ファーストリテイリングが本部機能を湾岸地域に移して進める経営計画「有明プロジェクト」の一環だ。
最新の商品や着こなし情報をすばやくデジタルに変換
有明本部は6階建ての倉庫兼オフィスだ。同社は2016年に巨大倉庫を稼働し、物流の効率化とEC向けの用途に利用。17年にはユニクロの本部機能の大半を、東京都港区から移転。4階部分を倉庫からオフィスへ改装し、「グローバルで、情報を商品化するものづくりと、情報とともに商品を届ける活動」に必要な、さまざまな設備を拡充している。
4月からは、ユニクロだけでなく、ジーユーなどのグループブランドも利用可能となる撮影スタジオを本格的に稼働させている。企業が独自に所有するスタジオとしては、日本最大級(約1800坪)。写真や動画が撮影できる「大型スタジオ」に加え、自然光でも撮影できるスタジオも開設した。併せて、WEB制作部門専用の「ワーキングスペース」も設置し、最新の商品や着こなしの情報をデジタルに変換、いつでも情報として届けられる体制を整えた。
真の情報製造小売業になる改革の基盤に
また、「カスタマーセンター」も、現状運営している山口本社(山口市)内の拠点に加え、同フロア内に新拠点を開設。世界中から集まる利用者の声や要望を、ダイレクトに経営や本部社員に届け、リアルタイムに商品・サービス開発に活用する体制を強化する。そのほか、完成した商品や広告物を実地検証するため、ユニクロの標準店、大型店の「仮想店舗」も設置し、利用者にと手買いやすい売場づくりを徹底的に研究する。
同社によると、この変革はファーストリテイリンググループが、真の情報製造小売業になるため、本気で取り組む改革の大きな基盤となる。店舗でもオンラインでも、シームレスに買い物ができる環境づくり、日々寄せられる利用者からの声に瞬時に応えられる組織への変革。18年から進めている自動化倉庫や物流、配送を含むサプライチェーン全体の改革を組織的に推進している。
有明本部の改装後のレイアウトは、1~3階が倉庫、4階が撮影スタジオ、ワーキングスペース(300坪)、仮想店舗(標準店350坪・大型店600坪)、カスタマーセンター(300坪)、そのほかにホールやスポーツジムなども。5階にはジーユー本部、PLST本部、6階にUNIQLO CITY TOKYO(ユニクロ本部)が入っている。
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