2021.02.26 調査・統計
1月はフィッシング詐欺が倍増、楽天・Amazonの詐欺メールが多発
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が25日公表した「2021年1月度のインターネット詐欺リポート」によると、フィッシング詐欺サイトが前年同月比で2倍に増加し、ECサイト事業者やクレジットカード会社をかたるフィッシングが増加傾向になっていた。
楽天、Amazon、三井住友の詐欺メールが多発
自社のネット詐欺専用セキュリティーソフト「詐欺ウォール」で収集したフィッシング詐欺の総数は1231件に達していた。20年1月は615件、19年1月は264件だった。また、フィッシング詐欺サイトで盗用されていたブランド上位は、1位が「楽天」(29.49%)、2位が「Amazon」(28.43%)、3位は「三井住友カード」(15.43%)だった。
19年1月と20年1月は、「Apple ID」や「佐川急便」をかたるフィッシング詐欺サイトが上位にランクインしていたが、21年1月にはランク外。ECサイト事業者やクレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイトが増えていた。コロナ禍で1月8日に緊急事態宣言が再発令、外出自粛が進んだ影響でネットショッピング需要が高まり、それにつけ込んでECサイト事業者やクレジットカード会社をかたる詐欺サイトが増加したと推測される。
「Amazon」かたるフィッシング詐欺の手口とは
19年1月~21年1月までの長期に渡り、多数発生している「Amazon」をかたるフィッシング詐欺の手口は――。
フィッシングメールは、未納料金の請求や、登録しているクレジットカード有効期限切れの案内、請求先住所の変更、不審な注文があったなど、内容はさまざま。また、送信元が「Pay Amazon」となっているため、一見公式メールのように思えるが、送信元情報を確認するとメールアドレスが「google」となっているなど、おかしな点が見つかる。
フィッシングメール内の「Amazonログイン」ボタンをクリックさせ、フィッシング詐欺サイトに誘導する。偽のログイン画面(フィッシング詐欺サイト)にログイン情報を入力させ、情報詐取する。本物と見分けがつかないほど巧妙に作られており、こうしたサイトで情報入力すると情報詐取されるだけでなく、搾取された情報はフィッシング詐欺を仕掛けた犯罪グループを経由して、ブラックマーケットで転売。サイバー犯罪に活用される恐れがある。
詐欺サイトの見分け方、鍵マークも要確認
同社はフィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイントとして、 メールやSMSで案内されたURLが正規URLかを確認するとともに、SSL通信が提供されているかどうかをチェックすることを挙げている。
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやWeb検索で正規サイトへアクセスする。個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要としている。
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