2021.02.18 通販支援
Eストアー、国内ECベンダー初「3Dセキュア 2.0」開始
(株)Eストアーは17日、提供するSaaS型ECサイト構築システム「ショップサーブ」に、購入者のIPアドレスや利用ブラウザ、行動パターンからクレジットカード決済の不正利用のリスクを判定する『クレジットカード本人認証サービス(3Dセキュア 2.0)』を、5月に開始すると発表した。同サービスの実装に関する発表は、国内ECベンダーとして初となる。
ファッション・アクセサリーにチャージバックリスク
同社によると、2019年のクレジットカード不正利用の被害金額は256億円に上る。(日本クレジット協会調べ)。カード所有者を保護する目的から、不正利用などによりカード所有者が利用代金の支払いに同意しない場合、カード会社が代金の売上を取り消すチャージバックが発生する。ECサイトで不正利用によるチャージバックが発生した場合、発送した商品は戻らず、代金回収もできないという、EC事業者にとって深刻な被害となるケースが発生する。
20年、同社ECステムでも、1件当たり最高250万円のチャージバックが発生。店舗カテゴリ別には、1位が「ファッション・アクセサリー」、2位が「生活・インテリア・家電」、3位が「美容・健康」と、幅広い分野の店舗でチャージバックリスクを抱えていることがうかがえた。
IPアドレス・行動パターンなどからリスクを判定
不正利用によるチャージバック被害の回避を目的に、同社は「ショップサーブ」に5月、『3Dセキュア 2.0』を開始する。購入者のIPアドレスや利用ブラウザ、行動パターンと購入情報を照らし合わせ、不正利用のリスクを判定。リスクが高いと判断された取引のみ、毎回パスワードが変化する「ワンタイムパスワード認証」やスマホに搭載された「生体認証」を要求する。
サービスの開始により、認証された注文は不正利用によるチャージバックが発生した場合でも、カード会社が負担するため、EC事業者は不正利用によるチャージバックを回避し、安心して運営できるようになる。
リスク判定導入でかご落ちを最小化
従来の「3Dセキュア 1.0」では、購入時に毎回パスワード入力の手間があり、かご落ちリスクへの懸念もあった。『2.0』では多くの場合、リスク判定のみでフリクションレスに購入完了できるため、かご落ちリスクを最小化することができる。「ショップサーブ」では、このカゴ落ちリスクを鑑みて「1.0」の導入を見送り、『3Dセキュア 2.0』の導入に至った。
『3Dセキュア 2.0』の「ショップサーブ」へのシステム搭載は5月に完了して、順次、クレジットカード会社の対応状況に応じて提供範囲を拡大する。『3Dセキュア 2.0』へのカード会社の早期対応を期待し、クレジットカード・決済関連業界とともに、EC事業者とネットを通じて購入する消費者にとって、より安心で安全なEC社会の実現に貢献したいとしている。
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