2021.02.04 ECモール
Z-HDの3Q、ECなど物販取扱高は27%増の1兆9513億円…新規購入者4割増
Zホールディングス(株)が3日発表した2021年3月期第3四半期(20年4~12月)連結決算は、売上収益が前年同期比15.0%増の8738億1500万円、営業利益が同15.1%増の1422億2600万円、四半期利益は同10.9%減の668億6900万円となった。
アスクルGの売上増など業績けん引
売上収益の増加は主に、19年11月に(株)ZOZOを連結子会社化したことや、アスクルグループおよび(株)イーブックイニシアティブジャパンの売上増、コマース事業の取扱高が拡大したことによる。営業利益もZOZOの連結子会社化や、アスクルグループの利益改善などによるコマース事業の増加によるものだ。四半期利益は、前年同期にPayPay(株)の持分変動利益108億円を計上した影響により、前年同期比で減少した。
コマース事業の売上は22%増の6265億円
主力となるコマース事業の売上収益は6265億円(前年同期比 22.2%増)、営業利益は933億円(同56.3%増)、全売上収益に占める割合は、メディア事業の2.5倍となる71.7%となった。ZOZOの連結子会社化に加え、ショッピング広告売上収益が増加とワイジェイカード(株)の売上収益が増加したことなどが寄与し、前年同期比で増加した。
物販取扱高については、前年同期比で27.0%増の1兆9513億円となった。投資効果により、「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」の新規購入者数は同40.4%増、既存顧客を加えた平均客単価は同3.1%となった。
PayPayの決済回数は3倍超の14億回に
PayPay の決済回数は、コロナ禍の影響などによるキャッシュレス決済が浸透した結果、14億2220万回(同約3.3倍)と順調に成長している。
一方、ZOZOの取り組みに関しては、同社グループへ参画以降、成長が加速。商品取扱高は同26%増の1186億円、営業利益は同126%増の139億円となっている。
メディア事業は、売上収益が2468億円(前年同期比0.7%増)、営業利益は1100億円(同3.2%減)、全売上収益に占める割合は28.3%となった。ディスプレイ広告のうち、メディア事業に計上される売上収益は、新型コロナウイルスの影響によるメディアサービスのトラフィック増加や、複数のプロダクト改善施策によるアップリフト効果により、前年同期比で増となった。一方、検索広告の売上収益は、コロナ禍によるで広告出稿減などで減少した。
4Qはコマース事業中心に積極投資へ
第3四半期間は既存事業の拡大に加え、コマース事業を中心に積極投資を実行。第4四半期間はコマース事業および決済事業を中心に、さらなる積極投資を行うとした。21年3月期の通期業績見通しは、売上収益が1兆1400億円(前年度比8.3%増)、営業利益は1600億円(同5.1%増)をそれぞれ見込んでいる。
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