2021.01.29 通販会社
ファンケル3Qは減収減益、純利益28.9%減…店販→通販シフトを強化
(株)ファンケルが28日発表した2021年3月期第3四半期(20年4~12月)連結決算は、売上高が前年同期比12.8%減の860億9500万円、営業利益が同30.4%減の86億8600万円、純利益は同28.9%減の61億5900万円となった。
インバウンド減で店販や卸が苦戦
売上高は、コロナ禍の影響で、国内およびインバウンド需要が落ち込み、主力の化粧品関連事業と栄養補助食品関連事業が減収となった。営業利益は、販売費と一般管理費で広告宣伝費の効率的な使用に努めたほか、販売手数料などの変動費が減少したものの、売上減による売上総利益の減少などで減益となった。
化粧品は通販10%増も全体は45%減
化粧品関連事業の売上高は前年同期比17.9%減の481億3300万円、営業利益は同45.3%減の54億6900万円だった。売上高の内訳は店舗販売が同47.5%減の123億6900万円(構成比25.7%)、卸販売他が同20.4%減の58億6200万円(同12.2%)、海外が同3.1%減の51億8400万円(同10.8%)。ただ、構成比51.3%を占める通信販売は好調。前年同期比10.5%増の247億1600万円を計上した。
化粧品ブランド別では、ファンケル化粧品の売上高は前年同期比22.2%減の365億3900万円(構成比75.9%)。店舗販売から通信販売への積極的な誘導や外部通販の強化により増収となったものの、通販以外の減収が影響した。
アテニアは減収も中国越境EC好調
アテニア化粧品は、中国向け越境ECを強化している海外が増収となったが、コロナ禍で店舗販売が減収となり、売上高は同4.4%減の93億1600万円となった。また、boscia(ボウシャ)は、専門店や百貨店などへの販売が減少したが、ECチャネルの強化が奏功。売上高は同32.9%増の17億6700万円となった。
健食は10%減、店販→通販の誘導を強化
栄養補助食品関連事業は、売上高が前年同期比10.1%減の313億2900万円、営業利益は同12.7%増の43億7500万円となった。こちらも店舗販売から通信販売への積極的な誘導や定期販売、外部通販の強化で通信販売が12.9%の増収、さらに海外が増収となった。店舗販売と卸販売他がコロナ禍の影響で減収となった。
通期業績の予想を下方修正
これらの業績動向を踏まえ、21年3月期(20年4月~21年3月)の通期業績予想を下方修正した。コロナ禍の影響が国内だけにとどまらない状況を受け、第4四半期も厳しい状況が続くと予想し、改めて各段階の引き下げに及んだ。売上高は1200億円から1150万円(前期比9.3%減)、営業利益は130億円から115円(同18.6%減)、純利益は90億円から80億円(同19.9%減)をそれぞれ見込んだ。
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