2021.01.15 通販会社
ファストリ1Qは減収増益、国内・中国のユニクロ好調…EC売上は48%増
ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが14日発表した2021年8月期第1四半期(20年9~11月)連結決算は、売上収益が前年同期比0.6%減の6197億9700万円、営業利益が同23.3%増の1130億9400万円、四半期利益は同0.7%減の703億8100万円となった。
欧米や日本・中国を除くアジア・オセアニア地域は業績悪化
減収増益の要因は、日本やグレーターチャイナのユニクロ事業が大幅増益となったことに加え、ジーユー事業が好調な業績を達成したことによる。一方、その他アジア・オセアニア地区、北米、欧州の同事業は、コロナ禍の影響を大きく受けて大幅な減収減益となった。
国内ユニクロ事業の売上収益は前年同期比8.9%増の2538億円、営業利益は同55.8%増の600億円と増収増益。既存店売上高は同7.3%増で、客単価は同6.8%増となった。ルームウエアやヒートテック毛布といった在宅需要にマッチした商品や、スポーツユーティリティウエア、羽織物やスマートアンクルパンツなどの秋冬商品の販売が好調だった。これに加え、デザイナーとのコラボレーション商品、エアリズムマスクの販売も増収に寄与した。
EC売上構成比は14.5%に
Eコマース売上高は、同48.3%増の367億円と大幅な増収となり、売上構成比は14.5%となった。売上総利益率は値引率が大幅に縮小したことに加え、生産効率の改善で原価率が低下したことにより、同3.8ポイント改善した。売上高販管費率は、物流費、広告宣伝費を中心に削減したこと で、同2.8ポイント改善した。
海外ユニクロ事業の売上収益は前年同期比7.2%減の2606億円、営業利益は同9.5%増の414億円。減収となったものの、営業利益は増益になった。増益の背景は特に中国大陸、台湾が大幅増益だったこと、韓国が黒字に転換したことによる。
海外ECは各国で順調、ジーユーのEC売上も4割増
Eコマース売上高は各国・各エリアで順調に拡大した。地域別では中国大陸は増収、大幅な増益となった。防寒衣料の販売や在宅需要にマッチした商品の販売が好調で、既存店売上高は増収となった。
ジーユー事業の売上収益は前年同期比4.9%増の765億円、営業利益は同9.9%増の136億円と増収増益。キャンペーンとしてTVCMで打ち出したスウェットライクニットや、マストレンドを捉えたダブルフェイスス ウェットやシェフパンツ、在宅需要にマッチしたラウンジウエアの販売が好調で、既存店売上高は増収となった。売上総利益率は同0.6ポイント低下したが、前年は売上総利益率が大幅に改善し、ハードルが高かったことによる。
Eコマース売上高は約4割の増収。店舗受け取りなど店舗とEコマースもサービスを融合したO2Oが好調だったことや、アプリを通じた情報発信の強化が奏功した。
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