2020.12.25 通販会社
エアクロ、資源循環の取り組み強化…「サーキュラーファッション」実現へ
(株)エアークローゼットは24日、基幹事業のファッションレンタルサービス「airCloset」を中心とした「サーキュラーファッション」の実現に向けた取り組みを強化する発表したと。まずはシェアリングモデルである「airCloset」を軸に、事業・プロジェクトなどを通して自社で取り扱う洋服を最大活用する取り組みを実施。将来的にはファッション業界全体での「サーキュラーファッション」実現に貢献していくことをめざすという。
「サーキュラー」で廃棄ロス低減
同社によると、欧米諸国を中心に従来の大量生産・大量消費の一方通行な経済「リニアエコノミー」から、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済「サーキュラーエコノミー」への転換が進んでいる。しかし、日本ではまだあまり普及していないのが実態だ。
国内では年33億着の衣類が廃棄に
また、ファッションが環境に与える影響は大きく、国内衣服廃棄量は年間約33億着に上り、うち約8割は焼却や埋め立て処分されているのが現状だ。不要となった衣服は、ほとんどがリユース・リサイクルされていないだけではなく、1度も着られないまま捨てられてしまう洋服も多い。この現状を変えるには、ファッション業界におけるサーキュラーエコノミー=「サーキュラーファッション」の構築が不可欠とした。
同社は日本の「サーキュラーファッション」の構築を推進するため、自社での取り組みを中心に洋服を循環できる基盤をつくっている。今後はその基盤を活かして、業界全体で洋服を循環できるような体制を構築していく考えだ。「airCloset」のシェアリングは実現させるためのベースであり、洋服一着一着の着られる機会を増やし、無駄に捨てられることを防ぐ「循環型の持続可能な仕組み」と考えている。これを支えているのが、「循環型物流」と検品・クリーニング・リペアなどの「メンテナンスノウハウ」だ。
リユースやレンタル落ち販売も
「airCloset」に続いて同社は、2018年12月に始動した、着なくなった洋服を回収するプロジェクト「shareCloset」を実施している。20年4月からは、新たにレンタル提供が終了したアイテムを販売する「エコセール」と、提案型ファッションEC「airCloset Fitting」で、試着だけした返却アイテムの「airCloset」内シェアリング(8月より実施)の取り組みを開始した。今後はさらに、こうした洋服の最大活用に向けた取り組みの強化を図っていく考えだ。
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