2020.11.06 通販会社
アローズ中間期は50億円の赤字、EC売上高は20%増
(株)ユナイテッドアローズが5日発表した2021年3月期第2四半期(20年4~9月)連結決算は売上高が前年同期比28.6%減の532億5900万円、営業損失が68億4000万円(前年同期は39億300万円の営業利益)、純損失が50億9700万円(前年同期は19億4200万円の純利益)となった。
コロナ禍で店販苦戦、売上総利益40%減
売上高については、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う実店舗売上高の大幅な低下となった。売上総利益は同40.6%減の228億7000万円で、売上総利益率は前年同期から8.7ポイント低下の42.9%。春夏商品の消化促進を目的に値引販売を拡大したことなどによる。販売費と一般管理費は、売上の低下に伴う変動費の減少や固定費の抑制などで、前年同期比14.2%減の297億1000万円となった。
EC売上は20.5%増、OMOやライブ配信を推進
単体の小売+ネット通販の既存店売上高は前年同期比29.7%減となった。小売既存店の売上高は実店舗の休業や来店客数の減少に伴い同48.3%減だった一方、ネット通販の既存店売上高は在庫の集約やプロモーションの強化により、同20.5%増と大幅に増えた。
コロナ禍での経営方針の一つ、「機能戦略」としてOMOの推進を掲げ、自社ネット通販サイトの自社運営化に向けた開発を進めながら、SNSを使ったライブ配信、オンライン接客などの取り組みをスタートし、顧客の購買行動の変化に向けた対応を進めた。
出退店については10店舗の出店、9店舗の退店、アウトレット1店舗の出店を実施した結果、小売店舗数は215店舗、アウトレットを含む総店舗数は243店舗となった。
連結子会社に関しては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、海外子会社の台湾聯合艾諾股份有限公司悠艾(上海)商貿有限公司を除くすべての子会社で減収減益となった。
グループ全体での新規出店数は14店舗、退店数は10店舗で、今期末の店舗数は363店舗となった。
通期業績は純損失60億7000万円の予測
また21年3月期の通期(20年4月~21年3月)の業績予想について、8月に売上高、営業利益(損益)予想をレンジで公表し、純利益(損益)に関しては未定としていたが、今期通期計画を1本化し、純利益(損失)までの開示に至った。
1259億1500万円~1310億8300万円としていた売上高は、レンジ内の1283億円(前期比18.5%減)を見込んだ。営業損益は70億円~50億円としていたが、65億円(前期は87億5800万円の営業利益)に、純損失は60億7000万円(前期は35億2200万円の純利益)を予想した。
通常の事業運営による営業損失は当初計画レンジ上限の50億円程度を見込むが、コロナ禍に伴って在庫過多となった春夏商品の商品評価額を最大15億円程度、第4四半期に売上原価に計上する見込みで、これに伴い通期の営業損失、純損失を予想した。
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