2020.10.30 ECモール
楽天、「AAIC・楽天アフリカイノベーションプロジェクト」開始
楽天(株)は29日、ヨーロッパ事業を統括するRakuten Europe S.a.r.l.(ルクセンブルク)と、ファンド運営・コンサルティング会社のAsia Africa Investment & Consulting Pte. Ltd.(シンガポール・AAIC)が、アフリカのスタートアップ企業の事業成長に向けた「メンタリング(経営、技術に関する助言)」を通じて社会課題の解決を進める「AAIC・楽天アフリカイノベーションプロジェクト」を開始したと発表した。
ヘルスケアの現地企業とノウハウ共有
アフリカでは、一部の地域や国々で目覚ましい経済成長が続く中、「リープフロッグ」と呼ばれるイノベーションを通じたインフラ、農業、栄養改善、衛生的な水環境整備などの社会課題解決に向けた動きが活発化しており、数多くの現地スタートアップ企業が事業活動を行っている。
プロジェクトは、2021年12月までと期間を設定。AAICが運用するアフリカ・ヘルスケア・ファンドに参加する現地のスタートアップ企業と楽天グループが、互いに持つ情報とノウハウを共有し合うことで、社会課題を効率的に解決する実用的な施策の実現をめざす。
楽天のフィンテックやECノウハウを応用
具体的には、アフリカのスタートアップ企業に対し、各企業の事業領域を取り巻く課題や、現地の社会課題の現状などについての情報をもとに、楽天グループが、ECやフィンテック、デジタルコンテンツ、通信など、多岐にわたる分野の事業推進とテクノロジーのノウハウを生かし、メンタリングを行う。
楽天グループは、「イノベーションを通じて人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念のもと、多岐にわたる国や地域で、70以上のサービスを展開している。昨年4月から今年6月までは、国際協力機構(JICA)の民間連携事業「SDGsビジネス支援事業」に参画。アフリカのルワンダで、ブロックチェーン技術を利用した保険システムの構築や農業分野でのドローン活用など、グループの知見を生かした社会課題解決に取り組んできた。
また、5月にはAIMS(アフリカ数理科学高等研究所)と、現地テクノロジーコミュニティの人材育成やイノベーションエコシステムの醸成について共同で取り組んでいくことについて基本合意している。
AAICは、アフリカで事業を展開するファンド運営・コンサルティング会社として、「戦略コンサルティング」「ファンド」「人材」を柱に、発展途上国の成長と日本の強みを生かした両者の持続的な成長をめざして事業に取り組んでいる。
17年は計21社に投資を実行
17年にはアフリカのヘルスケア分野の企業への投資をめざしたファンドを立ち上げ、ヘルスケア関連のEC、海外送金のフィンテック、救急車の配車プラットフォーム、オンラインでのメンタルヘルスカウンセリングなどのヘルスケアテックや、透析センター、産科病院などのヘルスケアサービスでイノベーションをもたらす企業など21社に投資している。
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