2020.09.07 通販支援
「CROSS MALL」のアイル、純利益91%増…企業のDXニーズ拡大受け
(株)アイルがこのほど発表した2020年7月期(19年8月~20年7月)連結決算は、売上高が前期比20.5%増の126億7900万円、営業利益が同78.8%増の17億円、純利益が同91.5%増の11億8900万円となった。
軽減税率・Win7サポ終了が追い風に
Windows OSサポート終了による入替特需に加え、企業のDXニーズが増加するなど、システムソリューション事業がけん引。大幅な増収増益となり、売上高、営業利益とも過去最高となった。新型コロナウイルスの感染拡大で、4~5月は対面営業を自粛したが、6月以降は通常営業体制に回復。引き合いも増加傾向で、コロナ禍による今期の影響は軽微だった。
ITによる「リアル」と「Web」の融合で企業のデジタル変革(DX)を推進。顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略として取り組んだ。それぞれの商材を複合的に提案することで、顧客の業務効率と販売力強化を実現するもので、商談時の競合力を強化するだけでなく、顧客満足度も向上させる。この戦略効果で、重視するストック型ビジネス商材の販売実績が大きく伸長し、利益体質の強化が図られている。
販売実績については、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進めた。販売面でもパートナー企業との連携に加え、各地で「アラジン オフィス」の業種別セミナーを開催。顧客ごとに最適なシステム活用方法を提案することで、受注実績も順調に推移した。
CROSS MALLは連携開発を強化
「Web」面では、複数ネットショップ一元管理ソフトである「CROSS MALL」について、新たなショッピングモールとの連携開発を、今期も継続して取り組んだ。引き続き、複数モールとの連携機能強化を行うとともに、既存の顧客から機能面での要望を収集し、迅速に新機能として反映させることで、今後も商品力を向上させ販売 実績を伸ばしていく考えだ。
CROSS POINTは研究開発費4000万円を投下
また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフトである「CROSS POINT」についても販売実績を伸ばしている。今期も継続して製品開発に注力しており、将来における新たな技術開発による市場競争力向上に向け、研究開発費4000万円を計上している。島根県松江市の研究開発拠点「アイル松江ラボ」では、プログラミング言語「Ruby」によるシステム強化の活動を本格的に始動。研究開発人員を増加し、研究開発活動の強化を図っていく。
次期の21年7月期(20年8月~21年7月)通期業績については、売上高を123億5000万円(前期比2.6%減)、営業利益を同29.4%減の12億円、純利益を同34.0%減の7億8400万円と見込んだ。
コロナ禍は、21年7月期中にはおおむね収束する方向に進むものと想定。しかし、その間の影響により、商談の延期や対面による商談機会の減少に伴い、個別の案件の受注や検収確定の遅延、新規の受注案件に対する営業活動の制約などによって、業績に影響が生じる可能性があるとしている。
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